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謙虚王の日記


先日、

中田敦彦が提言に関する釈明動画を出した時、そのおちゃらけた感じに呆れ、

「これはない」

というように嫌悪感をあらわにした記憶がある。


今思えばそれは同族嫌悪だった。

(もちろん私にあっちゃんほどの影響力はないけど、考え方や行動原理が妙に似ていると感じるところがある)


すこし昔のこと。
ちょっとしたコミュニティで、私は注目を集めたことがあった。嬉しい言葉をくれる人、私に近づこうと画策する人、ちやほやしてくれる人、嫉妬する人、色々な人が周りにいた。素敵な人とも知り合えた。

そうして、私は自分でも気がつかないうちに、たぶん天狗になっていた。

今の状況は自分の実力が作ったものだと勘違いしたんだよね。引き立ててくれる人や、運のおかげでもあったのに。

そのコミュニティの中では万能な自分でいたから、自分のやることには間違いがないと思い込んでいた。

そのくせ人望を集めるのは下手で、自分の人間の底を知られるのが怖いから、自己開示できない。プライドが高いから本当の気持ちをごまかしてしまう。

弱さを見せることができないので、誰も私の内側に入り込めない。可愛げがなくて、なんとかしてやりたいとかいう気持ちにならない。私も相手のことを表面しか撫でないから、心の底から仲良くはなれない。


そのコミュニティの中で天狗でいた私は、自分の力を見誤ったことがあった。思ったよりも「人がついてこない」ということにハッキリと気づき、絶望したことがあった。

「あなたの能力は大好きだ。でもあなたと友情を築ける要素を見つけられなかった」

そう言われたことがある。

とてもショックだよ。

でも、当たり前だが、言った方が悪いんじゃない。私が足りなかったのだ。


あれから数年。
私は、自分の人間力の足りなさに気づいた。
謙虚さが足りないことにも。


そんなことを思っていたら、今日YouTubeのおすすめに中田敦彦の動画が上がってきた。


2日前にアップされた動画じゃないか。

提言後の周囲の反応を見て、中田敦彦が己をかえりみ、反省し、人間力と謙虚さが足りなかったと回顧する動画である。


え、私か?

これ私か?

と思うぐらいシンパシーを感じてしまう中田敦彦の姿……。


中田敦彦の言い分↓↓

・人間力が足りなかった
・松本人志に恩義を感じている人がいっぱいいて、その人たちが松本人志を盛り立てようとする姿を見ると、己の人間力の足りなさが浮き彫りになった
・藤森慎吾の人間力に救われ、その人間力に敬服している
・テレビで言いたいことを言えなかった時期があり、その時のテレビ嫌悪を引きずってしまった
・テレビに対して思っていることは本当だからそこに謝罪はしないが、今回のことを鑑みてテレビ批判はやめたい
・一人称も私にする、俺とか言わない
・謙虚になりたい
・謙虚王になりたい
・謙虚でトップをとりたい
・人に好かれたい


藤森慎吾の言い分↓↓

・人間力は大事
・あっちゃんは藤森の人間力を誉めてくれるけどその分できないことがあるし、あっちゃんがその性格だからこそできることがあるのでは
・ネタで武勇伝とかパーフェクトヒューマンとかやるけど、裏では謙虚でいるのはいいよね
・テレビ批判はやめてくれるとありがたい
・謙虚王になるという発想がもう謙虚じゃない
・謙虚はトップとかない、競争じゃない
・好かれようと思ってやってるわけじゃないけど、人へのレスポンスは早くするし、大事な人の誕生日は覚えていてプレゼントを贈る
・何を贈ったら正解とかではなくて、相手が何を喜ぶか考えるのが好き


こんな感じだった。


あっちゃんの、謙虚王になりたい発想とかすごくわかるもん。

自分が謙虚じゃないことで問題を起こしてしまったことが何より悔しいし、そんな悔しさに打ち勝つために謙虚になりたいんだよね。

この悔しさを払拭できることといえば、謙虚王になることしかないのよ。笑。

そして生来のプライドの高さというか、負けず嫌いな感じがなー、出てしまうんだよな。
極めると思ったら誰にも負けたくないから、王なんだよね。笑。

そんな自分も嫌なの。
みんなで幸せになりたいと思いつつ、みんなで一緒が難しい。何か一発ねらっちゃう。
だから楽しいこともあったし、自分が頑張れたこともあったもんね……。難しい問題だ。

そしてロジカルシンキングな脳みそをしているから、目標に到達するための方法論に固執してしまう感じもすごくよくわかる。

謙虚になる方法を教えてくれ、人に好かれる方法を教えてくれ、と中田敦彦が何度も食い下がる。

藤森さん、「謙虚ってそういうことじゃない、自然なこと」と何度も言っている。笑。

そうなんだよね、わかるんだよ。

でも、私も猪突猛進型だからそうなんだけど、今すぐわかりたいんだよね。笑。


藤森さんは、それギャグなの?とあっちゃんをイジるけど、あっちゃんは本気だと思う。
私、あっちゃんの気持ちがめちゃくちゃわかる。苦しいくらい。

必死だし、本人はピュアにそう思ってるのよ。

普段、プライド高くて自分でなんとかしようと思い詰めている分、人に教えを乞うときはもう、本当に困っている時なんだよね。

で、せっかちだし、ロジカルな分、効率を重視してしまう。

早く答えに辿り着きたくてしょうがない。

辛さを早く忘れたい。

ま、この自分本位な感じも含めて修行が必要なんでしょうけど。。。苦。



人に好かれるには、

どこのボーダーラインの人まで誕生日プレゼント贈ればいい?
何円のものを贈ればいい?

めちゃくちゃ方法論に固執して焦っているあっちゃん笑笑。


藤森さんは、

どこまでとかないよ、感覚だよ。
何を贈ればとかじゃないのよ、気持ちだよ。


そう答える。


そうなんだよね…………そうなんだよ……


まさに、左脳でずっと考えていると、藤森さんみたいな右脳の感覚というか、感情や気持ちを汲み取る力がなくなってくる。

自分の気持ちさえもね、わからなくなっちゃう。



ここ最近のあっちゃんに残念な気持ちでいたけど、私の中にもあっちゃんの要素があって、それがチクチクしていたと思う。

藤森さんに憧れる要素があるのもすごいわかるよなー。

藤森さんのPRIDE LESS 読んでみたいな。




仁礼(にれ)



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