米国のHUAWEI制裁に英国も同調?

広がるHUAWEI危機の波紋

米国による制裁に端を発するHUAWEI危機ですが、もしかしたらこのピンチはチャンスになるのかもしれないということを以前書きました。
ただし、この包囲網がいかに強固で影響力の大きいものであるかについてもこれまで述べてきました。
このHUAWEI危機は米国に留まらず、その同盟国にまで大きく波及しているようです。

同調する同盟国の動き

日本のキャリア各社は今回の一連の制裁を受け、事実上の販売停止を表明しています。
さらにSoftBankの孫さんが買収したことでも知られる英国の半導体メーカーARM社がHUAWEIとの取引を制限すると社内通達を出した模様です。

ARM instructed employees to halt "all active contracts, support entitlements, and any pending engagements” with Huawei and its subsidiaries to comply with a recent US trade clampdown.
Huawei: ARM memo tells staff to stop working with China’s tech giantより

Designed by UK、Assembled in China

HUAWEIの端末に使用されるSoCのKirinは、そのコアがARM社のものであることは知られています。
少々込み入った話をすると、Mate 20 Proを始めとするHUAWEIのフラッグシップモデルに採用されているHUAWEI子会社のHiSilicon社製のKirin 980は、高速駆動部分と中速駆動部分のコアにCortex-A76と呼ばれるARM社製のCPUを採用しています。
つまり自前で製造調達しているのは低速部分だけと言うことになります。
さらにGPUもARM社製のMali-76なので、実はほとんどイギリスARM社製のSoCと言っても過言ではないかも知れません。
Designed by UK、Assembled in Chinaという所でしょうか。

グローバリゼーションが生み出すイノベーション

こうして俯瞰してみるとHUAWEIの生み出すイノベーションは、突出した特許数に見る社内の研究開発だけではなく、グローバルな部品調達やセールスチャンネルなどに支えられているものだというのがよく分かります。
(全部自前でやろうとする日本企業の失敗が活かされていますねw)
ARM社はQUALCOMMやSamsung、さらにはAppleのSoCにもライセンスアウトしているので、そこを買収した孫さんさすがって思っちゃいます。

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何でも屋さん。AKB48黎明期のコンテンツプロデューサー、遊技機のプロモーションディレクター、LINEのサービス・コンテンツプロデューサーを経て、ベンチャーで執行役員やったり子会社の経営管理やったりしてま、、、したw

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