プレゼンテーション1

あべたんの受験期(後編)

あべたんとジニの受験コラム、第5回はあべたんがお送りします。

前回から現役と浪人、2つの「受験当日の思い出」を書いています。前編をまだお読みでない方は前編からどうぞ!

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一橋大学の数学は例年出題傾向が固定されていました。特に「第1問の整数問題」と「第5問の確率」は固定でした。あとの3問が変動する感じです。

また、社会学部の受験生は例年「1問も完答できずとも合格する」人が多いと聞いていました。そんな中でも「もし2問完答できたら...」と思っていたぼくは「整数問題と確率」に絞って対策を行ってきました。

この2分野の仕上がりが万全だったこともあり、数学には割と自信を持っていました。そのような状態で数学の試験は始まりました。

問題用紙を表にしたぼくの顔は一瞬で青ざめることとなりました。

「確率が、解けない...?」

この年の確率の問題は非常に難しくなっていたのです。「これはまずいぞ~」と思いながら、まずは第1問の整数問題に手をつけます。全5問・制限時間2時間に対して、第1問に40分ほど費やしますが、なんとか攻略します。対策の成果が出ました。

そして問題はここから。確率に手がつけられないのです。仕方なく第2問、第4問にも手をつけてみますが、対策をしていない分野の問題なので全く解けません。適当に3行くらい書いて終わりにします。

そして第3問、これは解けそうだぞ...?と思い、解いてみると⑵までは解けました。しかし⑶がわからない、どうしたことか。10分くらいもがいてようやく思いつきました。「これは相加平均・相乗平均の問題だ」ということに。第3問も完答します。

あとは手も足も出ず、2完答といったところでしょうか。社会学部にしては出来過ぎだったと思います。

1日目が終わり、中央線に乗って立川へ帰りました。立川ルミネの「さぼてん」でカツ丼を買って、ホテルで食べたのを覚えています。ゲン担ぎですねw

2日目は英語と日本史、社会学部のぼくとしては「絶対に負けられない2教科」でした。博多華丸も唸っています。くーっ!

一橋大学の校門に向うと、予備校の担任がいました。試験開始ギリギリまで談笑していました。本当に落ち着きましたね、感謝です。

早速英語の試験へ。一橋大学の英語にはリスニングがあるのですが、400人教室でもラジカセ使うんですよねw まあ、後ろの方のぼくも聴こえはしたのでいいんですが。リスニングは簡単でした。

長文問題もそこそこに、一橋大学の英語と言えば「自由英作文」です。与えられたお題に対して120Words以上で自由に回答するというものです。

お題は3つで、ぼくはそこから「同性愛者の結婚は認めるべきである」というお題に対して意見を書きました。これはスラスラいけました。「同性愛の結婚」については1度ぼーっと日本語ですが考えたことがあったので。ラッキーでした。

鬼門の自由英作文がサクサクいったので、英語の出来は非常によかったと思います。幸運に恵まれました。

残すは日本史のみです。日本史に関しては絶対の自信がありました。最高に対策をし、模試も全国でランクインするレベルまでもっていってたからです。

そんな日本史はどうだったかというと、出来ました。我ながら素晴らしい出来だったと思います。出題も運に恵まれていたと思います。わかる問題ばっか出ましたから。

そんなこんなで2日目の試験を気持ちよく終わらせて、帰路につきました。帰りの中央線でTwitterのアカウントを作って始めましたね。その後は予備校に寄って「お疲れさま会」的なものに出席してきました。

「受かりたい」とはずっと思ってたけど、「受かる」とは1度も思ってなかった一橋大学の受験が終わりました。「受かる」なんて合格発表でも思っていませんでしたが、いまぼくはこうして学生証を持っています。

そこまでに何をしたのか、どんなことを学んだのか、細かいことをここではどんどん書いていこうと思います。

これからもこのマガジンをよろしくお願いいたします!

【書簡こーなー】

「いつもポケットにショパン」、初めて聞きました!読んでみたいと思います!

ぼくはあだち充の作品が好きですね~。特に「H2」と「クロスゲーム」が好きなのですが、今連載中の「MIX」も面白いです! 恋愛の切ない感じと、緊張感ある野球のシーンが折り重なるのがたまらないですね。

他には最近「ビーダマン」読みました。Kindleでめちゃめちゃ安かったのでw

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