見出し画像

会いたいと望む相手が目の前にあらわれる

以前とあるメルマガの内容にムカっときて、登録を解除したことがありました。そのメルマガは、セラピストへのデビューを支援する講座の宣伝でした。

せっかく色んな研修で身に付けた能力なのだから、ビジネスに活用していきましょう~と提案するもの。

何にむかっと来たかというと、その文章は「あなた達はダメダメだ」というのが前提になっていたからです。なぜあなたがそんなにダメなのか、みたいなことが何度も書かれるわけです。

どうダメダメだと書かれていたのか、具体的にはもう忘れてしまいましたが、「なぜあなた達は自信が無いのか!?」(自信がないからセラピストデビューできないよね)と語られていたのです。

前回について自信のはなしですね^^

自信というのは、2つの意味合いで使われます。

ひとつは特定の物事に限定した自信。例えばコンピューター操作とか料理とかを上手くやる自信があるかどうかです。

そしてもうひとつは「人」としての自信。「私、自分に自信が無いんです」と言った場合、自分の存在そのものに自信が無いくらいの広い意味合いを含む場合があります。

前述のメルマガは、後者の広い意味合いで、読者の皆さん自信無いでしょ!とつづられておりました。

このメルマガ、交流分析でいうところの

「私は良い、あなたはダメ」I'm OK, You're not OK.

の態度です。

この態度でいると、講座に参加する方は大半が

「私はダメ、あなたは良い」I'm not OK, You're OK.

の態度になります。

ビジョン心理学でいえば、メルマガ執筆者は「自立・ポジティヴ」の立場を先に占めてしまうので、講座参加者は「依存・ネガティヴ」の立場になることをよしとする人が来ます

たまにセラピストやカウンセラーという立場の方で、「クライアントの依存」に対して愚痴る・批判する人がいます。それぞれ個々の事情はあるのでいちがいには言えませんが、発信内容を拝見すると、典型的な「私は良い、あなたはダメ」な記述が目に付きます。そうしたら「私はダメ、あなたは良い」な態度の方が来るから依存するでしょ、ってことです。

正確にいうと、クライアントさんが本気でセラピストに依存しているというより、セラピストが依存的な態度を求めているから、それに合わせてクライアントさんも依存的な態度をとるわけです。

結局、「依存する人が多くて」と嘆く人は、自分でそういう依存的な人ばかり引き寄せているし、もっというと依存的な態度をとるように暗に強制しているということです。

人が依存的か自立的かは、どういう環境に置かれているかで変化します。

相手との関係性で、依存的にも自立的にもなるのです。勿論ポジティヴにもネガティヴにもなります。

ビジョン心理学では、一方が自立的立場をとれば相手は依存的立場をとる。一方がポジティヴな立場になれば相手はネガティブな立場になる。どちらの立場を取るかは力関係で決まるといいます。力関係の強い方が、自分の取りたい態度を取る、と考えます

ですからビジョン心理学では、ニュートラルであるように示唆します。

ニュートラルになるには、交流分析でいう

「私は良い、あなたも良い」I'm OK, You're OK.

の態度が必要になるのかな、とも考えましたが、個人的には

「OKでもnot OKでもなく、ただあるがまま」がニュートラルだろうと思います。私の聞き方の本でもコツを書きましたが、肯定も否定もせず、ただ聴くです。

そうすれば人間関係のバランスが取れて、お互いに自然な態度でいられる可能性がちょっとは増すかと思います。

▼公式LNEご登録はこちら
無料動画「霊格・霊性向上の6ステップ」提供中です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?