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個人の愛といえば仏教

もうすぐ新刊『愛される人はなぜ神社に行くのか?』が発売です。

今回、ひとつのポイントは

「神社本なのに、なぜか仏教の記述が多い」

昔のように、結婚=家同士のもの、という考えに立てば、神社だけでもよかったのですが、いま、結婚は恋愛が主流で、個人的なことですよね。

神道が集団のためのものなら、仏教は個人主義です。

結婚が個人的なことになったからこそ、個人の精神改善に取り組む仏教のはなしがふえました。

仏教といえば愛だと、私は認識しています。

千日回峰行や仏の修行をした人たちの霊的エネルギーをリーディングすると共通点があって

ハートチャクラだけ機能しています。

ハートチャクラは胸の中心にあり、愛のチャクラといわれますが、時間軸でいえば「いま現在」、空間軸でいえば「ここ」です。

また「受容」のはたらきも特色です。喉のチャクラは発信主体ですが、胸のチャクラは受信主体なのです。

なかでも「ひとの情報を受信」するのが役割です。

人とは、他人であり、自分自身です。

・今こここの瞬間に生きる

・秘めた自分の思いに目覚める

・他者を受容する

自他に対して、感情レベルの直感がはたらきます。

いわゆるスピリチュアルなトレーニングをした人なら、ハートチャクラが目覚める、はずです。どんなふうに目覚めるのかというと、私の場合でいえば、おのれの内なる感覚に意識を向けていると、突然、胸の中に宇宙空間が広がっていることに気づきます。

この感覚が奇妙なもので、3次元の捉え方でいえば、胸の大きさは肉体の容積です。ところが、実際はもっともっと広大な空間があることに気づきます。ハートチャクラの扉が開いたのです。

スピリチュアルな目醒めと呼ばれる現象は、このように非常に内的で個人的な体験です。

3次元ではかるよりも、もっと大きな空間が存在することを実感すると、5次元以上の世界があると感覚的に理解できます。

これが次元上昇(アセンション)のひとつの例です。次元上昇とは、意識の拡大です。

仏の修行を長年した人たちは、結果的に、ハートチャクラに特化して開発した人が多かったので、仏の悟りの修行とは、愛の修行であり、次元上昇にもつながると体験的に知った次第です。

一見、直接縁結びと関係なさそうですが実は大きな関係があって、人間関係レベルでのハートチャクラの特徴は「他者理解」です。※自己理解もあります。

人間を受け入れる(知る)こと。

「知ることは愛」

とは哲学者・西田幾多郎の言葉ですが、実際、知られることに人は愛を感じます。

「この人は私のことをよく知ってくれている!」

と思ったら、人は知ってくれた人のために一生懸命に尽くすという習性があります。少なくとも、男性同士の人間関係にはあったと記録されています。

男は知られると尽くす生き物、ということですね。

そして仏教は「人を知る」ことの方法が確立されている精神哲学です。よって、愛の本、縁結びの本に仏教の知見が欠かせないと判断した次第です。

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