アファメーションの秘密
【アファメーション:肯定的な断言、個人的な誓約】。自己啓発の世界で有名な用語ですよね。
「~します」「~なる」と肯定的に断言した願いを書く・口にする。そうすると願いはかなうというもの。
でも、ぶっちゃけアファメーションしてかなわない事例なんて、沢山見てますよね? 私はそういう事を沢山見聞きしてきました。
だから一歩進んだ話しをします。その手がかりはアファメーションの意味にある「個人的な誓約」です。
誓約。日本神話の古事記をひらくと、神様同士でも「誓約」(うけい・うけひ)をしています。
たとえばアマテラスとスサノオの誓約は有名です。
その誓約から、厳島神社や江島神社、宗像大社の神様である「宗像三女神」や、皇室の祖であるアメノオシホホミや出雲大社の初代宮司アメノホヒが生まれました。
「誓約(うけい)」とは、日本古代の占いです。
ある事柄について、
「そうならばこうなる。そうでないならば、こうなる」
とあらかじめ宣言し、そのどちらが起こるかによって、吉凶、正邪、成否などを判断します。
そうあくまで占いです。宣言したことがその通りになるかならないかで、事の成否や正邪を判断をするのです。
私が見た事例で、ご活躍のヒーラーさんがブログにアファメーションを数個書いて、10日後くらいに全てそれが叶わなくなったことがありました。ヒーラーさんの願いは、例えばお客さんの数が1.5倍増えるといったような、経営者なら普通に願いそうなことです。
そうしたら、すぐに大きな出来事がおこって、根こそぎ失敗されたのですよ。だから非常に印象的で。普通そこまで露骨な失敗は無いですから。
このような時に、どう受けとめるのか。
ここまではっきり結果が出た場合、この方自身がかなりの「考え違い」(勘違い)をしているということです。
別に悪い話しじゃないありません。
「こっちじゃないよ!」
ということ。
それが早期に判明したのですから、考えようによっては、かなりラッキーです。神様か守護霊かわかりませんが、見えない存在がはっきり
「目を覚ませ!」
とサインを送ってきたのですから。
だからアファメーションがかなうのも素敵なことですが、かなわないことも同じ位に素敵なことです。
今回のタイトルにある「アファメーションの秘密」。
それは「アファメーションとは吉凶占いである」ということです。
吉(叶った)ならこのままGO。
凶(破れた)なら方向転換せよ。
それだけのことです。
もちろん凶は痛いですよ。「あなた考え違いをしていますよ」という指摘ですから。
でもこれは「炭坑のカナリア」が死ぬかぐったりするようなもの。危険のサインですから、ものすごく重要な情報ですよね。
かなう・かなわないに一喜一憂するのでは無く、ただ結果をうけとめる。その結果をもとに次のアクションをとる。
それがアファメーションの結果に対する適切な態度だと私は思います。
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