自分がトクすることだけ考える
退職祝いの思い出(もう遠い過去の記憶!)。都内某所でごちそうしていただきました。
お心づかいに感謝です。
このお寿司は、メニューに無いメニュー。お祝いだからと、さりげなくサプライズでご提供いただきました。上品なおいしさでしたね。
さて、今回のテーマは「自分がトクすることだけ考える。」
やらしいタイトルですかね😆 まあ聞いてください。
2つのことが言いたいのです。
ひとつは「損切り」を早く。損したら、早めに撤退しようぜということです。「あ、こっちダメ」と思ったら、すぐに引き返す。
当たり前のようで、人間はこれができないんです。損したら、その損を取り返そうと、さらにダメージを深くしていく。そのことを証明した人がノーベル経済学賞をもらったくらいの真理です。
これ、身近なところだと、ある食物を口に入れますよね。で、
「あれ? おかしいな?」
と違和感を感じたとする。でも食べます。食べ続けます。すると、体調が悪くなると。そんな投稿を今朝見ました。
これ、「損切り」問題なんです。せっかく注文した品だから、ぜんぶ食べたいとなったわけです。もったいない精神です。
でも、失敗だった。食べたらむしろ損するものが来ちゃった。
食べなかったらマイナス780円です。でも食べたらどうなったか? 体調不良です。
違和感を感じた時点で食べないのが正解ですよね。
損が確定するけど、でもここは確定した方がいい。確定したら、それ以上の損はしなくてすむのですから。でも食べちゃうのが人間なのです。
もうひとつ例を出しましょう。ある研修か施術をうけたとします。施術なら10回券とか買って、価格は10万とか20万とかしたとしましょう。で、
「あれ? おかしいな?」
と思ったとします。内容が合わないのか、レベルが合わないのか。でも続けますよね多くの人は。様子をまだみます。でも違和感はふくらむばかりなんです。
これも「損切り」問題です。すぐに損切りするのがいいのに、それはイヤなのです。でも自分の選択ミスはさっさと認めた方がいい!
認めて次に行く。人間判断は間違うのですから。そのときに重要なことは、判断ミスを早く認めることです。ずるずる先に伸ばさない。
もし任意参加の研修や会合ならば、「あ、ミスった」と思った瞬間に退席するのがいいでしょう。まぁ多少の世間的常識は必要かもしれません。私は他人に言わずにこっそり出ていきます。休憩時間とかあるじゃないですか。
施術ならば、その1回で終わらせる。回数券があと9回あっても行きません。なんなら、その1回の途中で終わらせるのが一番いいでしょう。
もしたとえわずかでもプラスになるのなら、残り9回を捨てなくてもいいです。でももしマイナスになるとしたら? 行かない方がより良い選択です。
マイナス20万円確定。いいじゃないですか、それで。
マイナス20万円+不快な体験よりはマシです。それに、その時限りの不快ですめばまだマシで、本格的な体調不良や、ビジネス系の内容ならば誤った手段を実行してで大きな損失をまねく可能性も十分あります。
だったら、どっちがトクですか、ってことです。
自分の判断ミスを早く認めた方が得なんです。親や学校の管理下にある子供には難しい決定ですが、独立した大人は簡単にできます。
「自分が得することだけ」考える理由はもうひとつあります。
ふたつめは「他人に得をさせないことは考えない」です。
結構こういう人いるのです。「自分があることをすると、自分は10得する。でもそうすると、周りで10とか100とか得するやつがあらわれる。それはイヤだ」と考える人。
もったいない。いいじゃないですか、周りが得したって。でも自分が何かをすることで周りが得することが許せない人って、結構いらっしゃいます。
だから「自分がトクすることだけ考える」。
自分が1でも2でも得するならば、そうすればいい。それで周りも得するなら、それもいいじゃないですか。むしろ喜ばしいはずです。いやいや他人の得は喜べない、ということであれば、自分の得だけ見つめていればいい。
「自分が得することだけ」を見つめていきましょ。そうしたら世の中も豊かになる。みんなハッピーです。
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