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感動するコンサルティングは数値の根っこに情がある

「やったらよろしいやん」

とあるビジネス書でおなじみのセリフでした。もっともこの発言をするのは、著者では無く、著者の知人のコンサルタントJさんでした。

Jさん、僕も知り合いです。

で、Jさんは、2016年出版予定の知人をあつめて、出版にあたって何をやっといた方がいいか、

「やったらよろしいやん」リストをご好意で解説してくださったのです。

ご本人に確認したところ、「やったらよろしいやん」は自身の口癖でも決め台詞でも無いとか。お会いした時も、たぶん1回も聞かなかったような😆

声をかけた範囲がごくごく限られていたので、参加人数は3名と超少人数。実質的には個別のコンサルティングでした。

Jさん、すでに5冊の書籍を出していて、さらにこれから出版の話しが複数進んでいる「プロの著者」です。

内容は素晴らしかったー!

Jさんは税理士など士業の経営をサポートするコンサルタントで、銀行への融資相談が得意と、かなり畑違いの人。でも、インスパイアされました。

元・銀行マンなので、数字に落とし込む思考が身に付いているJさん。提案内容も、数値化されていました。

その数値化の根っこは、「情」なのが興味深いところ。

数字におとしこむことで、Jさんがいなくとも、解説を聞いた人は実行できてしまう。これが数字で表現できないレベルの解説では、聞いただけでは何をどこまでやればよいか分かりません。感覚的なことは本人にしか分からないですからね。

でも数値化することで他人にも分かります。

つまり数値化の根っこは、「親切」であり「つつしみ」。自分に依存させない配慮なのです。説明不足だったり、情報を握りしめて他人と共有しない人は、他人を依存させ支配したいという欲求があります。

数値化する配慮とは、クライアントを「私(コンサルタント)がいなきゃ何もできない人」にしてしまわないための配慮ということです。

終わった後の飲み会でも、あれこれとすごく親身に提案してくださって。これは割り勘ではいけないと、感謝の気持ちの表現として、もうお一人の方と払わせていただきました。

そのお一人の方は、2015ー2016年当時スピリチュアル界を席巻した女性リーダーのおひとり……の夫。この男性も大手シンクタンクの経営コンサルタントで、私とはシステムインテグレーターつながりで意気投合。某大学のゲスト講師を依頼し、ご快諾いただきました。

自然な人とのつながりができてくると、おのずと自分の立ち位置も見えてきました。立ち位置とは、すなわち市場におけるポジショニング。ポジショニングは自分で決めなくとも、自然に決まってくるものかもしれません。

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