聞くだけで悟れる聞き方
私の著書の中で異色なのは「聞き方」の本でしょう。
自分から出版社に提案したものです。ワガママが通った、ということです。
聞き方の本を出したいとご相談すると
「超共感力はどうですか?」
とご提案がありました。
共感力、、、?!
無いw
無いですが、
メーカー勤務時代に9年間、
私は
「聞き方の技術」
を開発・実践し続けていました。
私の持つノウハウ・スキルの中で、もっとも長く磨いたものです。経験年数的にそろそろ神社参拝が追いつきそうではありますが。
元々はメーカーのマーケティング調査で、お客様の本音やニーズを探り出すための技術でしたが、私の趣味嗜好を盛り込んで、
「聞くだけでその人が悟れる」
ところにまで磨き上げました。
この
【聞くだけで悟れるノウハウ】
を書籍にまとめたのが下記です。
▼Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4537218436/
▼楽天
https://books.rakuten.co.jp/rb/16453460/
「聞く力のすごさ」
に私が目覚めたのは、
メーカー勤務時代、
マーケティング調査のためのインタビュー練習を、社内の人としているときでした。
当たり触りの無い会話から始まり、
段々ちょっとゲスな本音も出て、
楽しく会話していたんです。
ところが、昔の思い出話になった途端、雰囲気が変わりましたた。
今までのにぎやかな会話が、しんみりと静かになり、
そして、今までのゲスな会話がどこかに行って、
「美しいこと」
を言い始めたのです。
それは普段だと、
「きれいごと」
と皮肉を言いそうな内容だったのですが、もうすでにレイキ(手当て療法)を習得していたので、波長や気・感じの変化には敏感です。
雰囲気がヒーリングしているときの
”それ”
になっていたので、何か素晴らしいことが起こっていると気づきました。
「この人、こんなに
”いい人”
”美しい人”
だったんだ」
と会話をしながら思っていました。
ここで、私は重大なことに気づきます。
「きれいごとの方が本音だったんだ」
「人間の本音・本性ってけっこう美しいんだな」
ということです。
それまで私は
「きたないことが本音」
「人間の本音・本性は醜い」
と思っていました。
しかも、どうもそうじゃない、ということに気付かされたわけです。
「悟り」とは、人は誰しもが神であると気づくことです。
本音・本性は2層構造になっていて、
きたない本音や醜い本性は建前の下にある1層目。
しかし、その下にさらにもう1層あり、それが神性とか仏性と呼ばれるものです。
2層目の本音・本性を目の当たりにすると、それはそれは美しくきれいで、
「は〜、神性ってこれだったか!」
そのことに、社内の会議室で、同僚にインタビューしてわかったのです。
思いがけない時、思いがけない場所で、出会ってしまったのです。
この感動をずっと伝えたくて、
会社時代に9年間取り組み続けたし、書籍にまとめられて、本当に一仕事終えた気になりました。
共感していると、建前で終わったり、きたない本音や醜い本性は建前の下にある1層目までしか届きません。
共感したら、それで会話のゴールに到達するからです。だから共感力ゼロの聞き方にしたのです。
人は共感されたい生き物ですから、人の欲望と外れたマニアックな書籍ですよね☆
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