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人事部長その38〜就職活動編⑧〜第一希望じゃない企業を受けても良いの?後編

第一希望じゃない企業を受けても良いの?の後編です。

●人事担任者が学生の志望動機を上げたい理由の本質は、入社後にあります。

入社して新入社員はいろいろな事を上司や先輩社員に教わります。
その中で失敗やうまく行かない事やミスマッチが発生する事もたくさんあります。

その時に
『あれ?僕のやりたかった仕事ってこんな仕事だったっけ?』
『やりたかった事はこれじゃなくて、私はアレがやりたかったんだ!』

要は志望動機が甘いと社会に出てから
【壁】にぶち当たった時にの【逃げ道】になります。

この企業への就職は
【自分が自分自身の意思で責任を持って決めた!】
という気持ちを持てているかどうか。

入社後に、注意や指摘を受けて
それを予見できるようになるために【自己分析】を。
自分自身の入社への気持ちがブレないように【業界研究】と【企業研究】をなるべく多く見て、比較をする。

企業が学生の志望動機を上げたい本当の理由はそこにあります。

●第一希望でない企業を積極的に受けよう!

前回も述べましたが面接では企業が皆さんの
志望度を確かめるような質問をすることがあると思います。

第一希望ではない。
という事を隠す必要はありません。
が、敢えて言う必要もありません。

嘘はいけませんが、
正直過ぎる事も時に失礼に当たります。

言葉を選んで正直に今の気持ちを伝えてみよう。

例えば
『今、〇〇で魅力を感じている御社と、●●で興味を持った B社で同じくらい迷ってます。』
迷ってる理由を明確にしよう。
企業研究していて、しっかり比較検討している。
理解しようとしている。というアピールにもなります。

『今、御社と B社とC社で迷っていますが、今のところ御社に入社したいです。』
ある程度の志望度があれば、
これぐらいは言ってしまって大丈夫です。
面接は【よく見せたい場所】であることは
人事担任者が一番よく分かってます。
が、リアルに B社とC社の結果が出ない場合もありますからしっかり入社したいと表明しましょう。

●志望度の高め方

就活では第一希望ではない企業も積極的に受けよう。
と言いましたが、
ある程度の興味と志望度は高めよう。

志望度が高くない企業を受ける時は自分の企業選びの軸を増やしてみよう。

例)あまり福利厚生は気にしてなかったが、よく見てみたら自分らしく働ける環境がありそうだった。

例)入社後の事も考えてみた時に、社員の方のインタビューを見てキャリアアップしてみたいという気持ちが芽生えてきました。

↑このようにして皆さんの受けてみたい企業を選ぶ時の軸を増やして企業研究をしてみよう。
そして受ける企業を増やして経験値を上げよう。
面接にも慣れは必要です。

●まとめー
前編の初めにも書きましたが
第一希望や上位希望の企業以外も
自分の軸を広げてまず調べてみよう。
できれば積極的に受けてみよう。
というのが今回の結論です。

ですがそれを実現するには
全ては皆さんの表現の仕方や、
アプローチの仕方が重要です。

①『第一希望ではないですが、●●に魅力を感じています』
②『A社のこの部分と、御社のこの部分で迷っています』
①と②とどっちが自分の表現の幅が広く、
相手も傷付けないかはもうお分かりですよね。

緊張も必ずします。
なので経験値をたくさん積んで慣れも必要です。
面接がうまく行かなかったのは緊張のせいだけではなく
経験不足か、表現の甘さか。に焦点をあてましょう。
緊張のせいにし過ぎると、
自分のせいじゃないと言っているようで、
その本質を改善できなくなる可能性があります。
経験値を増やし、表現力を身につければ
その他の改善点を見つけて内定を取れる
チャンスが増えます。

是非遠慮せずにたくさんの企業を受けて
経験値や表現力を高めて欲しいと思います。
少しでも皆さんの後押しとなれたら幸いです。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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