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広告批評 #人生を変えた一冊

こんばんは、日刊notersマガジン木曜日担当の三浦です。13週目の今宵は、人生を変えた一冊について。人生に影響を与えた本は多々あれど、人生を変えた一冊と言われると、それは「広告批評」です。

んっ、「広告批評」って何!?って思われる方のほうが多いかもしれません。

それもそのはず、「広告批評」とは、2009年4月号をもって休刊になった広告を批評する日本の月刊誌です。天野祐吉さんという方が1979年に創刊され、テレビCMを中心に広告が盛り上がっていく時代に、世の中のさまざまな広告を切り取り、伝えてきた歴史あるものでしたが、インターネットの出現により、広告がネットとの連携時代に入る、大きな転形期を迎えたタイミングで休刊となりました。

九州は大分県出身でテレビっ子だった僕は、高校時代くらいからメディアや広告に対する憧れが強くあり、高校生になる頃、2003年位には、将来はメディアや広告の世界で働くんだ、という強い気持ちを持っていました。

余談ですが、高校生になる前くらいの当時の僕は、ましゃ兄こと福山雅治さんや松嶋菜々子さんが出ていたドラマ「美女か野獣」や

深津絵里さんや堤真一さんが出ていたドラマ「恋ノチカラ」(※主題歌が小田和正さんの「キラキラ」で、ドラマの中に出てくる堤さん達が働く貫井企画があったロケ地「ZEST恵比寿店」に憧れのあまり上京当時行ったくらいです)

の影響をモロに受け、本気でメディアや広告の世界で働くんだ!と思っていたのを昨日のことのように思い出します笑

なぜ広告批評が人生を変えたのか!?

ここからはあまり話してきたことがないのですが、就職活動をし始めた当時、僕はいわゆる当時のマスメディア、特にテレビの世界に対する憧れが強くありました。2008年秋に、テレビ局を中心に就職活動をはじめ、キー局から準キー局、広告代理店と受け始めていく中で、昔何気なく見ていた「広告批評」を久しぶりに見返すようになっていきました。

そこで人生を変える出来事が起こります。

創刊から30年を迎えるタイミングの「広告批評」が休刊になる。そのニュースは知ってはいましたが、なぜ今なんだろうという想いがありました。そして久しぶりに手に取った広告批評には

マスメディア一辺倒の時代からウェブとの連携時代へ、大きな転換期を迎える中で、マスメディア広告とともに歩んできた月刊誌として、一つの区切りをつけたいと考えての決断である、と書いてありました。

そこから僕の就職活動の選択肢の中に、インターネットという領域の選択肢が入ることになり、新卒入社したD2Cというモバイル広告の会社へ入社することになるのですが、そこで感じたことは大きく二つで、

※ちなみにその当時、就活用にiPhoneを購入するなど、インターネットの分野を就職活動で選ぶこと自体はそこまで珍しいことではなくなっていたのですが、体育会にいると周囲にインターネット業界の分野を選ぶ人は少なかったことや、マスメディアに対する強い憧れから、ある種の盲目に陥っていた僕としては大きな気づきでした

時代をつくり、時代とともにあっても

・時代の先を見据え、区切りや幕引きは自分自身で決める
・年を重ねる中でこそ、変化を自ら起こすことが重要

であるということを。

就職先として、社会人の人生を一歩を踏み出すことになるきっかけと、人生において大切にしたいと思える機会をくれた「広告批評」こそ、わたしの人生を変えた一冊であったと思います。

ちなみに広告批評No.336(2009年4月)最終号は私の家の本棚に今もあり、折に触れて見返す機会があります(※バナー写真は自宅にある広告批評です)。平成30年も終わる2018年、次の年号にいく今、わたし自身もまた、大きく変わっていかねばと強く思う今日この日でした。

そんなこんな、日刊notersの連載も13週目が終了です。年末に向け、ますます忙しくなっていく方が多いと思いますが、良い年の瀬をむかえていきましょう。引き続き、notersの連載をお楽しみに!

#人事ごった煮会 #別府 #HR #人生を変えた一冊 #大分県民 #カヌー



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