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ごんぎつねに思いを馳せる(小4)

 私は、小学校4年生の時は、恐ろしい位勉強がなぜか(クラスに馴染めず、ビクビクしてばかりな残念な女児でした)出来ない女児であったため、あまり、教科書の内容を覚えていませんでした。

 しかし、三つのお願いとごんぎつねについては、あったなーという印象があります。

 ごんぎつねのあらすじをざっくりすぎる感じでかくと、いたずらっこの狐が改心し、悔い改めた先の末路が死という物語です。

 私達の人生はどうでしょうか?
 人それぞれに、それぞれのストーリーがあり、一見すると悪いことをした人が得をしている様に見えてうんざりすることもあると思います。しかし、人生の幸せは、死ぬ時にどんな気持ちを持っていけるかにかかっているのではないかと思っています。

 それを考えた時、私が狐(ゴン)だったら、比較的幸せで平安に死ねたのかもしれないと思いました。自分が悪いことをしたと思っていた。罪の意識に苛まれながら死ぬのは苦しいと思います。自分が、それを罪と認めるときの意識はきっと説明し難いものでしょう。でも、それを自分なりの最善を尽くし償い、相手に幸福を感じてもらえる位の償いをしたその優しい心は、きっと天国で報われていると思います。

 私達人間は、誰かを傷つけたり、傷つけられたりすることがあると思います。そんな時、傷つけてしまった相手に、最大限の償いをすることが出来れば、相手が自分を許そうと許すまいと、救われる思いがするのだろうと、その救いの気持ちを与えてくれる大きな存在こそ、私達が信じ、求める存在なのではないのだろうかと、そう感じる今日この頃です。

 私達人間は、弱い、弱さ故に、過ちを犯します。その過ちが、いつか、昇華される日が来るように、日々、懸命に生きていくのだと思いました。

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