クラウドサービスの前に「サーバ」のお話 2

前回はこちら。

サーバを自前で準備すると仮定します。サーバとなるマシンを買う必要があります。
PCをサーバとして使ってもよいのですが、長時間稼働に耐えられるサーバ用のマシンにしましょう。
物理的にも頑丈だし、電源も複数系統取れるようになってるし、デスクトップPCに比べて長時間稼働ができる作りになっています。

性能を決める

どれくらいの期間使うか決めて、仕様(メモリどれだけ積む、とか)や容量(ディスクはどれくらい積む、とか)を決めなければいけません。
だいたい5年は使う、と想定した場合に、5年後の予測をしつつ買うのは難しいです。

PCに限らず、こんなことはありませんか?

・買った当時は「おおー、快適!」→ 5年後「遅くてストレスが溜まる」
・何に使うかわからないから高性能のものを購入→ 5年後「標準の性能でよかったなー。思ったほど使わなかった」

5年は長いです。
過剰な性能のものをお金をかけて買ってしまう可能性もありますし、
倹約のつもりが、結果的に性能不足のものを買ってしまうこともあります。

サービスの使われ方を予測する

サーバはサービスを提供する側なので、サービスがどれくらい使われるか?を予測した上で、購入するサーバの性能を決めます。

こんな予測が出たとしましょう。
・サービス立ち上げ当初~2年目は【1分に1回】
・3年目だけ急激に成長して【1分に100万回】
・4~5年目は【1分に100回】まで落ちる

購入するサーバの性能は、一番使われる【1分に100万回】を見据えた性能にせざるを得ません。その1年だけ高性能にしたい、と思っても、自前でサーバを買ってしまうと、そうはいきません。

クラウドサービスを使うと、一時的に性能を上げたり、下げたりが可能となります

次から、AWSの機能に入っていきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?