見出し画像

途中下車できる乗車券を買う

松本から新宿まで帰る。ただし、甲府で昼食を取るため、途中下車する。
えきねっとで申し込んだ甲府までのスーパーあずさの特急券を買い、あわせて、松本→新宿(東京都区内)の乗車券を購入。
発券後、乗車券に目をやった時に目に入った文字。
「下車前途無効」

あれ、松本から新宿って200kmはあるよね(営業キロは225.1km)
100km以上だから、途中下車できるはずじゃなかったっけ?

ここで途中下車のルールを解説。

JRの乗車券は営業キロが100kmを越えると、途中下車ができるようになります。きっぷに「下車前途無効」と書かれていなければ途中下車ができます。

ただし、乗る駅と降りる駅が共に大都市近郊区間の場合は、100kmを越えていても途中下車ができませんし、有効期間も1日になってしまいます。
近郊区間いくら大回りしても一筆書きの経路であれば、最短距離の運賃で計算されるため、大回り乗車ができる!というようなメリットはありますが、今回のように途中下車ができなくなるというデメリットがあります。

ちなみに、2019年2月時点での東京近郊区間は、福島県のいわき、
千葉県の銚子、静岡県の伊東、群馬県の水上、長野県の松本まで広範囲にわたっています。そういや、2014年に範囲が広がったのでした。

今回、松本が東京近郊区間に入っているため、「下車前途無効」の乗車券が発行されたわけです。

***

「仕方ないなー、払い戻しして、甲府までのきっぷを買いなおそうか」と思い、松本駅のみどりの窓口に行き、以下のことを伝えました。
・新宿まで行きたいが、甲府で途中下車もしたい。
・東京近郊区間を失念していて買ってしまった
・松本→東京都区内の乗車券を払い戻しをしたい
・改めて、松本→甲府までの乗車券が欲しい。

そこで、やっぱりプロは手慣れたもの。
「値段は変わらずで、途中下車できるきっぷを発行し直しますね」と。
「???」と思いつつ、しばらく待って発行された切符がこれ。

なるほど。。。
東京近郊区間から一駅はみ出せばいいわけですね。
(北松本は松本から大糸線で一駅。東京近郊区間には含まれません)
「下車前途無効」の記載もなくなり、安心して甲府で途中下車できました。


353系。

ほうとうはおいしい!

ちなみに、1978年はこれくらい狭かった東京近郊区間。

正直、松本やいわきが東京近郊区間と言われても違和感しかないので、
別の名称に変えたほうがいいかもしれませんね。

※カバー写真は、松本駅から見る常念岳。白い!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?