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瀬戸内紀行(大崎上島②)

前回からの続きです。

モビリティで島めぐり

モビリティで島をめぐります。
レンタル場所は大崎上島町のWebサイトにあります。
私はホテル清風館にて借りました。
料金は3時間3,000円(プラス保険料500円・消費税)でした。

モビリティについて、さらに詳しいことはこちらに。

小さいので小回りが利きます。スーパーの駐車場に止めるとこんな感じ。

2人乗りです。

海を背景にするとかっこいいねぇ(^^

島の一番高いところへ

標高453メートルの神峰山(かんのみねやま)へ向かいます。
山頂直下の展望台まで、車道があります。車道は結構な勾配ですが、モビリティも十分に登れます。

南の方角。
小大下島と岡村島。
向こうは四国、波方のPLG貯蔵施設です。

南東の方角。
来島海峡大橋が見えます。

北西の方角。
長島にある、大崎発電所の煙突が見えます。
間には長島大橋が架かっています。

南西の方角。
岡村島と中ノ島を結ぶ、岡村大橋。広島県と愛媛県の県境でもあります。
岡村島が愛媛県今治市(旧:関前村)、中ノ島が広島県呉市(旧:豊町)。

岡村島までは、「安芸灘とびしま海道」にて自転車で来ることができます。
(本州~下蒲刈島~上蒲刈島~豊島~大崎下島~平羅島~中ノ島~岡村島)
(2018年時点)

島がいっぱい見られるのは瀬戸内の醍醐味ですね!

長島へ

神峰山から見えた大崎発電所。
橋も架かってるので、近くまで行ってみた。

長島大橋。きれいなトラス橋です(^^
ここには「マリンパークおおさき」もあり、海釣りもできます。
そして、近くまでくると、煙突もでかい!

ホテルへ戻る

この後、島をぐるりと回って、清風館まで戻りました。
途中、大きめの船が泊まっている桟橋がありました。
でも、旅客ターミナルがある風でもなく。
「何だろう?」と思ってあとで調べてみると、広島商船高等専門学校の練習船だったようです。

牡蠣を食べる!

次の日。
「大崎上島に行ったら、牡蠣を食べてください」と言われていたので、牡蠣を食べに行く。お酒も飲みたいのでモビリティで行くわけにはいきません。
となると、バスです。
大崎上島の公共交通機関はバスが走っています。

ホテルのこの日は平日だったので、さんようバスの、大崎上島循環線が運行していました。

バスに揺られて、鮴崎港近くの鮴口で降りて、ファームスズキへ。
(「鮴」は「めばる」と読みます)

ファームスズキのサイトはこちら。

昼間から日本酒を飲みつつ、牡蠣に車海老。塩もおいしい。
至高であった。

木江地区を散歩

帰りもバスに乗ります。
帰りは大崎上島町のおと姫バスです。

木江支所(合併前の木江町役場)で降ります。

映画「東京家族」は大崎上島が撮影場所でした。

木江の古い街並み。
かつての寄港地として栄えていた木江の歓楽街です。
今は賑わいはありませんが、街並みは残っています。

神峰山の登山口。
金剛寺のところから登山ルートがあります。
次来た時は、歩いて登ろうかな。

金剛寺から、来島海峡大橋がよく見えます。

横には、かもめ館。

造船所を外から眺める。

クマさんの鉄のオブジェ・天の鳥船。

とりあえずOCRもかけてみたくなるね(笑)

此の巨大な鉄のモニュメント「天の鳥船」は日本産業構造変遷の中で健闘する 造船業の 意気を高揚させ、古代より造り続けている 船(或は飛行船)を将来に亘っても尚建造する意欲を鼓舞し 造船の街きのえ の彌栄えを念じ鉄のゲージツ家 篠原 勝之氏により平成始世、造船の郷に建つ。
「天の鳥船」は、日本神話の内に神々が天上界と下界との往還に用いたとされ、鳥が飛ぶ様に早く走る船である。正確には 天磐鳥樟船と云い、岩の如く強い、鳥の様に早い楠木で造った飛行船 の意味で、正に古代船が飛翔する姿である。
製作に当っては造船技術と芸術との闘いであった事を記する。
これを契機に、造船技術と芸術、文化が融合し、町の種々な場所に鉄のモニュメントが建立され、「造船?の町」として新たな社会環境創造の出発点となる事を願う。

平成 元年 七月二十八日
木江町長 高田 大介
製作者:鉄のゲージツ家 篠原 勝之氏
協力者:木江地区造船協同組合

木江ふれあい郷土資料館へ。
昭和3年は、木江港が全国3位、鮴崎港が全国5位。にぎわってた頃の資料がいっぱいあって、面白かったです。

ホテルに戻ってきました。

ホテルのすぐそばに中ノ鼻灯台があります。

中ノ鼻灯台
瀬戸内海の海上交通は、明治二十年代に急激に増加しましたが、来島海峡は潮の流れが速い難所であるため、これを避け三原瀬戸を通る船が多かったので、船の安全を守るため航路の要所に九つの灯台を建設しました。
この灯台もそのうちの一つで明治二十七年五月十五日に点灯し、現在までに数度の改修工事を行いましたが、円形石造りの灯塔は建設当時のままです。
前記の九灯台とは、百貫島灯台・大浜崎灯台・長太夫礁灯標・小佐木島灯台・高根島灯台・大久野島灯台・鮴崎灯台・中ノ鼻灯台・大下島灯台です。

要目
所在地  広島県豊田郡 木江町(中ノ鼻)
緯度   北緯三四度 一ニ分四二秒
経度   東経一三二度五五分ニ三秒
灯質   群閃白光 毎一三秒に三閃光
光度   六〇〇〇 カンデラ
光達距離 一八・五海里(約三四キロメートル)
高さ   地上から構造物頂部五・一〇メートル
     平均水面上から灯火中心 四五・一一メートル
     地上から灯火中心まで三・六〇 メートル
「灯台は 大事な海の道しるべ」
みんなで大切にしましょう。
壊したり、いたずらをすると、法律により罰せられます。
第六管区海上保安本部 呉海上保安部

翌日の朝。大崎上島を離れる日。
ホテルのテラスから日の出を見る。
大三島から出てくる太陽はとてもきれいでした。

最後に

島を訪れる時は、一泊だとあわただしいので、2泊以上の予定として、のんびりしたいものです。大崎上島、また来たいなぁ。
今度は神峰山から快晴の景色を見たい(^^

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