【画像でみる人民新聞】1月25日,1705号 4面

 編集部・村上「誰もが気軽に出かけられる『まち』づくりを 市バスの『敬老パス』改悪条例案 高齢者自ら反対運動」
 大阪府高槻市の市バス高齢者無料制度(敬老パス制度)の改悪が、市議会で検討されている。市の調査によるとバス料金が無料になる当制度で高齢者の外出機会が増え、社会参加が進み、健康の増進、介護費の削減に繋がったという。「改正」案は「70歳~74歳は100円負担、75歳から無料」というもの。「市バス・敬老パスを守る連絡会」の小沢福子さんは有料化を認めたらなし崩しに民営化されると危惧する。署名した高齢者らは「日常的にバスを使うが、乗車ごとに100円かかると、乗り代えもあるため、400円かかる」と不安を訴えていた。

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くりゅりゅうの哲学ノート 栗田隆子「『自己責任』の具体的実践としての『手帳術』」
 2004年、イラクで人質になった若者たちに浴びせかけられた「自己責任」という非難。筆者は自己責任を社会構造やその社会の中枢で力を持っている人間に、一定の問題や責任があるはずの事柄を、個人、被害を受けた側に責任をかぶせバッシングする論理とし、もはや批判しがたい常識と化していると言う。そして、現在自己責任は「夢をかなえる」「未来を変える」という触れ込みの手帳という形でも浸透していると指摘。「社会より他人より自分に焦点を当て、自分の力のみ意識させることで夢が叶う」という手帳の技法と就労支援との類似点を示している。


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