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海外で美容師をするには③ヘアカット

海外で美容師をするには

三本柱の最後は

ヘアカットです

もちろんここが本丸になります


日本人にはヘアカット自慢の方が多いです

凝りますから

最近はドワッと大きくつくってしまう人たちも多いですが

やっぱり細部までこだわった人たちが

こういった職人職に流れてくる

国民性なのだと思います


神は細部に宿る

とか

本当にピッタリの言葉だと感じます


イチローみたいな


プロフェッショナルの語源は

ラテン語のprofessus 

もともと宗教用語で

神に対して告白・宣誓した人や神の託宣を受けた人を指していたようです


プロフェッショナルとは

神に誓って

私はこの仕事を通して

自分を磨き

人の役に立ち続けることを誓います

というような感じでしょうか


本題に戻ります

海外で美容師をするのに必要な

ヘアカットの知識と技術


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これら全てに対応していかないといけません

人種によって頭の形が大きく違います

日本人の頭の形を欧米人?にみせる方法は

欧米人には必要ありません


日本でキャリアをスタートしていると

往々にして

ゼッペキ、ハチハリをどうするか

という

カットのプログラムを持っているケースが多いです


ある程度キャリアがあると

知らずにパターンで切っているケースが多いです

パターンで切らないとスピードを上げられないからです

自分に100万円のお客さんがいたとしたら

そのうちのどのくらいに同じ理論の技術を施しているか


ヘアカット1000円時代に

美容師になってしまった人たちが

勉強してきたカットカリキュラムも

その施術スピードを上げるため

入客までを早くするため

パターンで教えられていることがほとんどでしょう


パターンの技術は必ず事故を起こします

たとえば

日本人の駐在員の人が

アジア人なんて全くいない地域へ赴任になると

必ず起こる

現地の床屋さんの悲劇


それは

現地の床屋さんは

現地の人に合うパターンで切っているため

同じようにオーダーしても

全く違う結果になり

みるも無残な結果になってしまうことです


その逆が

日本でキャリアを積んだ美容師が

海外に行った際に起こる壁になります


あれ

いつも成功しているように切っているんだけど

軽くしたいところが何故か軽くならない

など


そして

なんかなんとなーくこんな感じ

みたいな時に使っていた

カッコいい梳き方も

通用しません


何故なら骨格の理解がないために

重いと感じているところの

原因が把握できていないからです


自分がゼッペキと思っている頭の形は

どういう形なのか

何センチ何度の膨らみなのか


そこに対して何度のどの角度を切ったのか

頭の全面に対して

理解しながら切っていくことが重要です


数字はいつもウソをつきません


その上ではじめて

髪質やその土地のカルチャーを理解する必要が出てきます

それらを超えて

やっと

自分の持つ感性を相手に伝えることのできるデザインができる

そのように思います


なので最後のヘアカット編の

最初の提案は

頭の形を具体的に理解すること

です


そのために

頭にいつも均一なラインを引くことが重要になります


手法についてはまた次回

では




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