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海外で美容師をするなら①ブロードライ必須

先日、日本で美容師をする友人から

「ヘッドスパでフリー来店した外国人客のブロードライができない」

という話を聞きました


本当にその通り

そこは日本で美容師をしてきた人が

どこか国外にでた時に

1番最初の鬼門になるところなのではないかと思います


特に今の20代の日本にいる美容師は

その先輩の世代がつくってきた

アイロン仕上げ文化の影響で

キャリアの序盤から撮影やらなんやらで

アイロンの巻き方選手権をしているだろうし

SNSで集客もしないとということで

映えるスタイル(日本国内もしくは日本好きに)を勉強しているだろうから

時にはブラシを使ったことがないケースすらあるようです


実際、日本国内の営業では

お客さまがやりやすいからという名目での

ストレートパーマ

もあるでしょうし


ナチュラルドライをしたうえで

再現性の高いカットを施す

とかなんとか


アイロンスタイリングが

初めからカットの料金に含まれているケースもあるようで


至る理由の名の下に

デビュー前の検定以来

ブロードライを頻繁に行うことは少ないようです


それを教える人も得意ではないだろうから

サラッと流れていくようです


そう

自分が駆け出しの頃などは

必ずブローのご年配客などがいて

それをしている先輩がいたもので

豆ロッド巻いたり

細いブラシでブローしたりとかあったのですが

今はそれがどんどんなくなっているようです


だからなのか

国内都市部中心からニューヨークに来た子よりも

地方から来たりしている方がブローができるケースもしばしば


もしあなたが海外で美容師をしたいと思っているなら

ブロードライは必須項目です

少なくとも

くせ毛をある程度のボリュームを出してまっすぐにすることができないと

どんなに簡単なヘアカットもクライアントに見せることができません


フラットアイロンでまっすぐにすることを嫌われることも多いです

えっこれを真っすぐにするの?!

というのをブロードライで真っすぐにして

はじめてクライアントは

あなたのことをプロだと認識します

つまり土俵に上がるのに

ブロードライが必要になります


なので

外国人のヘアスタイリスト(色々いますが)は

ブロードライから始まる

スタイリングがすごく上手なことが多いです

魅せることが上手というか


そして必要なのは

真っすぐにすることばかりではありません

真っすぐの人をカールにしないといけないし

クルクルの人をフワッとしたカールにしないといけません

いろいろな技術が必要です


そしてブロードライの技術は

一瞬で上達しません

少しづつ少しづつ上達していきます

なのでプロの技なのです


なので

海外で美容師をしたいと思っているのであれば

必ずブロードライを習得してから行くことで

即戦力となることができます


コツコツと練習を重ねていきましょう


そしてハイライトの理解も必須項目になります

それはまたの機会に





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