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最近見たもの

 昨日3駅先の映画館で『すずめの戸締り』を見てきた。とてもおもしろかった。
 どこがおもしろかったのか多少ネタバレになるかもしれないが、自分のツボに入ったところを少し述べていく。

入場の時に配られたもの

1.草太さんが椅子になるところ

 見る前からあらすじを見てこうなることはわかっていたが、おもしろかった。なんかNHKのコッシー?みたい。でもNHKのはもともと人間ではなさそう、多分。そしてその椅子の草太さんがスナックのママの娘、息子に、アレクサなどのAIのように扱われる部分が個人的につぼった。椅子が動けるし話せると分かったとたん、子供にAIのように質問攻めをされて、すずめが「この椅子はそんなに賢くない」的なことを言ったのが、つぼった。
 また、すずめが椅子になった草太さんを、踏み台にしているところもおもしろかった。その前にあった場面で、子供の遊び相手になっていた動く椅子草太さんが、すずめには乗るなって言っていたのに、すずめは閉じ師の資料を探す際に草太さんを踏み台にしていた。3本足なのにバランスが取れるのは、草太さんの念力か何かかな。

2.ねこ大臣が報われないところ

 最初は怖い猫なのかなと思っていたが、新海誠作品で猫が悪者に扱われた作品は私の薄い記憶の中ではなかったと思っていたため、違和感はあった。それでやっぱり後の場面で報われない人柱みたいになっていた。なんだか、毎回人柱が出てくるような作品だなと勝手に新海誠の作品に対して印象を持っていたが、今回はそれが猫になっていた。猫って言っても神様だけれども。すずめのおばさんがすずめに「あの猫、なに?」的なことを言ったのに対して、すずめが「神様」と答えたのを、おばさんが笑いながら半分納得?しているような場面も面白かった。

 私は同じ映画を二度以上映画館で見たことはないが、今回はもう一回映画館という、家よりは集中できる場所で『すずめの戸締り』を見てみたいなと思った。サブスクで見ると、いつでも見られるのが利点だが、それによって結局先延ばしにしてしまったり、なんだか最近集中力が小中学生の時より劣るんじゃないかというような感じになったりしてきたため、映画館で見てみたい。やっぱり大きな画面は良い。集中してもう一回見たいな。

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