そして33才さ

4月18日。無事今年も誕生日を迎えました。やったね。
普通の人に比べて、かなり自分の誕生日を大切にしているほうだと思う。30代にもなって、自分でも「キモいな」と思いながらも、一年で1日くらい「今日は自分の日だ」と思える日があったほうが楽しい気もするので続けている。
そういう意味ではそれが別に誕生日じゃなくてもいい。山の日とかみどりの日でもなんでも良かったりする。ただ「お、今年もこの日がやってきたぞ」と思いたいだけなので。

ただそれにしては4月18日っていうのがかなりちょうどいい。あったかくなってきて、いよいよ春になってきたと思ったところで迎えるので「ようやくこの季節か」って感じがする。4月18日は毎年芝桜が満開になります、良かったら覚えてね。

毎年ひとりで旅行に行ったりしてるんだけど、今年はインバウンドの影響なのか旅館の値段にビビってしまった。なんか今までの倍くらいになってたぞ、もうやめてくれ。
こうやって経済を感じれるのも誕生日のいいところ。

「普段絶対やらないことをやろう」っていうのは決めていたので、初めて劇団四季を見に行ってみた。
「劇団四季 初心者 おすすめ」とかで検索して出て来たので、ライオンキングに決めた。
そもそも劇団四季どころかミュージカルを見たことがなくて、かなり未知の世界に足を踏み入れた気がする。
調べて知ったんだけど、劇団四季っていうのは常設小屋があってそこでその演目をずっとやり続けるっぽい。しかも毎日のように。
あとライオンキングってディズニーなんだ。それも知らなかった。というかキャッツって劇団四季なのか。ぼんやりと単語だけ知ってたものが調べれば調べるほどつながっていった。
つまり、それくらい知らなかったし興味がなかったものだったんですよ、今までごめんなさいね。

結果、すごく良かった。
なんか面白いとか感動したとかより「良かった!」って感じ。「ほぇ~」って思いながら自然と拍手してたので楽しかったんだと思う。
最初劇場入ってく感じとかやっぱりワクワクして楽しくて、でも座って見ると意外と小さいんだなって思った。舞台に幕が降りてたんだけど横幅が「ユーロライブくらいか」なんて思ってた。イメージで言うとすごいたくさんの人数が出てくると思ってたので「これ舞台乗り切るか?」みたいな、演者の多いネタライブのエンディングの心配みたいなことをしてた。

そんで開演になって幕が空いたらかなりびっくりした。幕の後ろがめちゃくちゃでかい。
「体育館だ!」って思った。幕の後ろに体育館がある。
最初の人が歌い始めても「体育館で人が歌ってる!」って思ってた。

そこから舞台が斜めになって競り上がって、階段出てきて、象が出てきて。いっぱい人が出てきてずっと楽しかった。
奥行きがすごいからなのか、舞台の上が別世界みたいに感じられて引き込まれた。
うわ、めっちゃベタな感想になっちゃったな。

ただベタな感想になるくらいのパワーがあるんだろうなとは思う。7000円のチケット代をきちんと超えて来た感じがする。お金じゃないけど、きちんと期待を上回るのはすごい。
自分の単独、3000円。劇団四季の半分くらいは良かったって思わせないと。
どうやって。2人で。ネタどうしよう。
そんなことをまた考え始めて帰りは現実に戻ってた。

涙を表現するシーン。目からゴム紐みたいなのビョーンって伸ばしてて、あそこはちょっと面白かった。


次の日。
午前中に烏森神社に行ってきた。
誕生日は神社にお参りをしてお守りを新しくすると決めています。

私の誕生日は忙しい。

なんか調べたら芸事の神様(アメノウズメ)がいるらしいので今年はそこにした。
お守りを買って、色みくじっていうちょっと良いおみくじを引いてきた。そんで願い事を書いてぶら下げて玉みたいなのをもらってきた。こういう時くらいはきちんと課金する。

色みくじは大吉だった。最高。なんか大人になってから大吉をよく引くようになった気がする。子供の時はずっと末吉とかばっかだった。妹が毎回大吉でムカついていた記憶がある。

でも今調べてみたら、色みくじで一番良いのが「超大吉」らしい。
いや、無しじゃんそんなの。やめてよ。
なんだよ「超」って。もしかしてアメノウズメってギャルなのか。

ギャル神様に祈ったあと、蕎麦を食べて帰ってきた。つけ麺じゃないのがえらい。なんか神聖な場所行った後は、お腹いっぱいにしちゃいけない感じがして蕎麦で我慢した。これが33歳の余裕だ。

でも夜は家系を食べてしまった。台無し。

酒は飲まなかった。ぼーっとしてたら夜中になっちゃったので。

今日は飲む。絶対。
肝臓エキスのサプリを買ったのさ。


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