日記【2023.10.12】梨と新刊

富山の親類から立派な梨を送っていただいた。

届いたのは昨日であるが、昨日も今日も食べているので、おおむね今日の出来事としてしまってよいだろう。よいのか。どうだろう。

品種は「新高(にいたか)」と「新興(しんこう)」。訓読みと音読み。「新高」はシャリシャリ感が強めで心地よく甘い、うまい。「新興」は酸味がほどよく感じられて、こういう梨はあまり食べたことがない。好き。酸味と甘みのバランスはなんとなくリンゴっぽく感じた。好き。果物は良い。


昨日の工藤さんに続いて、今日は浅生鴨さんの新刊情報が公表されていた。連日の嬉しいニュースである。

浅生鴨さんの新刊は、毎週2本の新作短編を公開し続ける企画「浅生鴨の短編300」からの出版とのこと。ゴールは300本、単純計算で3年弱。はじめて知ったときはにわかに信じがたかったが、その連載をすでに2年、休むこととも遅れることもなく、きっちり継続している。すごい。尊敬。偉人。

毎週、楽しく拝読しつつ、その偉業に戦慄している。同時代に、伝説を目撃している気分である。


年末まで、SNSで入ってくる情報だけでも、楽しみな本の予定がいくつもあって、やっぱりほぼ毎週本屋に出かけることになるんだろうな。