生まれて初の中野ブロードウェイに行く

今日、友人を連れて、生まれて初めて「中野ブロードウェイ」に行きました。

中野には、何度か行く機会はあったのですが、その頃はまだ幼く、中野にそんな「ブロードウェイ」なる場所があるなんて知らなかったものですから、本当に生まれて初めて見る光景でしたね。

恐らく、漫画やアニメの品揃えとか、取り扱い本数で言えば、秋葉原の全ショップを合わせた数には全然及ばない数なのかもしれませんが、なんせ、雑居ビルの通路一面にそれらが並んでいるものですから、密度で言えば秋葉原にも勝るほどの空間が並んでいるわけですね。

そして、特に私がいいなぁと思ったのが、3、4階のあの何とも言い難い奇妙な雰囲気ですね。昭和レトロと平成レトロ、そして現代の雰囲気が全て内包されているようなカオスな空間に映える青い空の天井。

数多のオタク達を見守ってきた青空に私達も迎え入れられた気がしました。


青空の下の大通りを少しそれると、一気に人通りが少なくなりますが、そこにも発見があります。

格ゲーの筐体しか置いてない小さなゲーセンのスペースがあり、そこでは昔ながらのオタク達が汗水たらしながら、私の知らない格ゲーに熱中しているのです。

あるオタクは和気藹々と仲間と喋りながら、あるオタクは一言も喋らず黙々と、ただ皆各々が狂ったように格ゲーに熱中している。その様子を物珍しそうに観戦する人たち、一緒になって応援しながら観戦する人たち、と格ゲーをプレイするオタク達を後ろで観戦するオタク達もたくさん集まってきて、それはなんとまあカオスで愉快な空間でした。

そんな感じで、古の神話に登場するような古き良きオタク達もいるかと思えば、

3階の大通りのまんだらけのレジのお姉さんみたいに、口にピアスを開けてて、いかにも地雷風もしくはパンク系なオタクもいるわけですね。

あの狭いビル群のなかに、あらゆるサブカルが濃縮されている。

それが中野ブロードウェイなんですね。

心から気に入りました。


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