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TOMOO "TWO MOON" TOKYO DOME CITY HALL 2024/01/30

TOMOOさんのツアーファイナルに行ってきました。
初日以来!

初めて行く会場で、少し迷ったり、喫煙所を探して彷徨ったりしながら開演を待つ。
アリーナの前方、向かって右側のわりと見やすい場所だった。

TOMOOさんのライブは、行くたびに、その存在感とメンバーの演奏力に圧倒される。
まだ回が浅いとはいえ、大げさでなく毎度、その受ける衝撃の度合いが更新されていく。
この先、いったいどれほどの景色を見ることができるのか、楽しみでしょうがない。

この日は、ドラムとベースの音がエグい聴こえ方をしていた。身体の芯にズドンとくる感じの響き!
リムショットもとても綺麗に聴こえて、相当ドラムに依った聴き方をしていた。
あと正面がホーン隊の位置だったので、トロンボーンの前田さんがよく見える!本当に楽しそうに演奏されているというか、この人の動きを見ていればライブ慣れしていない人でも曲に乗りやすいと思った。

セットリストは、「TWO MOON」の曲を中心に、弾き語りを途中に交えた構成。
”夢はさめても”から始まり、個人的にはライブ序盤の定番に感じている”恋する10秒”が続き、会場全体のボルテージが最高潮に達したのを感じた。
最序盤で最高潮とは、と思われるかもしれないが、私は良いライブというのは序盤で仕上げたテンションをそのまま最後にもう一度炸裂させてくれるものだと考えていて、今回のライブはまさにそうだった。

弾き語りに入る前の、”17”から”Grapefruit Moon”の流れは最高でした。
両曲とも、聴けば聴くほど新たな良さに出会える曲というか。最近聞きこんでいた中で、”Grapefruit Moon”の熱い歌詞に奮い立たせられることが多く、分厚い演奏を生で聴くことでより強い気持ちを得られたように思う。

アルバムの流れが強く反映されたライブだった、というのはこじ付けじみているだろうか。私はそう感じた。
例えば、このアルバムにおい、て最も柔らかい幸福感を感じられる”ベーコンエピ”と、緊張感と切なる思いがない交ぜになったような”Cinderella”は並べられている。私は、この繋がりがとても好きで魅せられている。なんの違和感もなくただ引き込まれていたけれど、よく考えればもの凄いことではないのか。
そして、この日のライブでもこの2曲は続けて演奏された。”ベーコンエピ”は私も含め、会場全体が幸せな気分に包まれていただろうし、それでほぐされきったところに”Cinderella”が来るわけですよ。もちろんいつ聴いても素晴らしい曲なんですけど、今日この日の聴こえ方は、より凄まじく感じた。

また、私は「TWO MOON」というアルバムの終わりから始まりへの流れがとても好きだ。まずは、”窓”から”夜明けの君へ”の音のつながり。
曲について詳しく書くのは、ここでは割愛する。ちょっと適切な文量でまとまりそうにない。”窓”の終わり際の音から、”夜明けの君へ”の始まり方への繋がり方が、この両曲で表現されていることがそのまま反映されているように感じられてとても好きなんです。
そして、アルバムが終わりもう一周聴こうとすると”Super Ball”へ戻る。この流れ!美しいなあと溜息が漏れるような流れ!
セトリのなかで、”窓”は中盤に演奏された。いや何といえばいいのか。聴こえてくる音に対して、迫力の感じ方が段違いというか、それだけのエネルギーが込められた曲なんだろうなと改めて感じられた。

”夜明けの君へ”と”Super Ball”は本編最後の2曲として演奏された。
つい身体が動いてしまうような曲なんだけど、どこか心臓を鷲掴みにしてくるような強さがある。伝えたいことを何としても伝えようとしてくるような力強さと言えばいいのか。私がTOMOOさんの曲に対して感じることが凝縮されているように感じた時間だった。


繰り返しになるが、この人のライブは本当に凄まじいです。
毎度毎度、圧倒されっぱなし。圧倒されずに聴くことを目標にしてしまうほど。
アンコールで新曲も聴けたし、これからも、どこまでも行くであろう姿を楽しみにしてます。
最高でした!


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