ノンストップ!

あと一日、電車に乗れば今年の労働も終わる。
労働を基準に時の流れを把握することは好きではないが、今年は出社もしていて且つ年末年始に休暇があるという、私にとっては初めての状況なので、これはこれで良しとしておこう。

振り返ると、色々あった様で何もなかった一年だった。そう感じるのは当然で、2016年以降では初めて、一度もライブに行かずに終わった年だった。そりゃあ、虚無感も覚えますわ。
もうこんな想いはしたくないですね。生活の軸を奪われると、生命を繋いでいるだけの様に感じる時間が増える。この時間の虚しさたるや!私の場合は、音源を聴き込み、ライブを精一杯感じ、それをまた聴き込む際に生かす、というサイクルを強く意識していた。両輪で成り立たせていた。だから、ライブを奪われることは、自分でも想像以上にダメージがあった。具体的に言語化するのは難しいのだけれど、「死にたい」という気持ちは励起されなかった。どちらかと言うと、世の中に対して感じる馬鹿馬鹿しさが極大化し、「こんな世の中で生きているのって無駄だよな」という感覚が非常に強くなった。
関係すべき社会と、そうでないもの。しっかり見定めて、よりしっかりと隔絶された生き方を目指していく。

色々あった様に感じたのは、やった事のない領域に手を出してみたのが大きいだろう。
ポケモンUNITEや、マインクラフトなど、これまで手を出して来なかったジャンルのゲームを試してみた。UNITEは2週間でしんどくなり、マイクラは3日と持たずに飽きた。
前者はとにかく気をつかう。SNSで情報を収集しようとすると、それよりも遥かに多く味方への罵詈雑言が目についた。気を遣ってやるゲームは死ぬほど面白くないと考えているので、自然とやらなくなった。
後者は、ある意味勉強になった。私は、何もないところに目的を見出すことが途轍もなく苦手だ、ということが分かった。あのゲーム極めてる人たちは凄いと思う。心から尊敬する。
これらの挫折は7〜8月の出来事なのだが、何故かそれがモンハンにも影響をもたらしてしまい、その間だけに留まらず10月ごろまで全然プレイ出来なかった。4ヶ月弱、月100時間以上プレイしていたのに、3ヶ月ほど殆ど触らなかった。この行動だけは無駄だったなと感じる。新たな試みと挫折が、ではない。それを引き摺り、自らの本懐に波及させたことが、だ。この事は、しっかり今後の教訓としたい。
とりあえず、サンブレイク発売までに金冠埋めたいですね。後はできれば勲章も。


まあ総じてしんどい年ではあったのだけれども、終わりよければ全てよしと言いますか。
在宅ではなくなってしまった仕事に対しても、モチベーションを失うことなく臨めている。
前述のモンハンについても、今はやる気に満ち満ちていて、しばらくはこれを続けられそうだという感覚がある。
そして、音楽!
風雲急を告げるような出会いが、12月に続いた。
TOMOOと、クジラ夜の街。この2組との邂逅。
素晴らしい音楽との出会いは、日々を確かに彩ってくれる。両者ともに、今月新曲をリリースしてくれてもいる。堪らねえな!
来年、いやもうあと10日もしないうちに、私はライブ通いを再開させる。私にとっての日常が、やっと息を吹き返すのだ。最初の曲、一音目が鳴った瞬間に死ぬかもしれない。それでも良いと思えるほど好きな音楽、ライブなんですよ。やっと、爆音の中に身を置ける。
全ての感覚を思い出すのには、また、マスク無しで楽しめるようになるには、まだ時間がかかるのだろう。それでも、完全な状態で楽しめる日を目指す態勢がようやく整ったと思える。


只管に、自分のために生きるために。
これに尽きるな、と思い直すため必要な年だったのかもしれない。
立ち止まりながらも、気持ちだけは留めずに、人生を彩り続けていたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?