無為のような

日々、職を探しながらゲームをし、野球を見るといった過ごし方をしている。
毎日がルーティン化されることは過ごしやすくはあるのだけれど、漫然と過ごしている感はもちろん、これ大丈夫なのかという感覚も固定化されてくる。

そんな中で、それ以外の時間は、少なからず刺激的である。
音楽を聴くことは、私の場合、移動時間がなくなると減る。そうなると、逆に非日常感が出てきて良い。普段は「聴くことが日常」「ライブが非日常」的なイメージだったものが、「聴くことも非日常」であるかのように錯覚できる。約2か月間ライブの予定がないので、これはこれでありかもしれない。近くなればまた狂ったように聴くだろうという信頼も、自分に対して持てている。

それに加えて、漫画を読むようになった。
昔はそれなりに読んでいたんだけれど、勤めていた本屋をやめたあたりから読まなくなってしまった。
最近、また少しずつ読む機会を得られて、とても楽しい時間になっている。
直近では、「ゴールデン・カムイ」「ダンダダン」「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」を読んでいる。
その中でも、「デデデデ」は映画を観たことをきっかけに、一気に最後まで読んだ。昔、買っていたんですよ。たしか、7巻ぐらいまで。で、5巻までしか読んでいなかったと思う。その状態で映画を観たんだけど、とても楽しめた。後編もあるので、詳細な感想は省略!
観終わって、このままの状況で後編も観るか、すべて読んだ状態で臨むか考えている間に、kindleの無料キャンペーン4巻分を読んだことで、手が勝手に5巻を購入していました。あとは読み進めるままに最終巻まで揃えた。面白かったし、後編の映画を観るまでに何回か読み返すつもり。
今の自分に閉塞感を感じていて、なんとなくSNSを眺めている時間が多いんだけど、そういう状況にぶっ刺さりまくりでした。
興味はあるけど観に行っていない、という人がいたら是非!

仕事で忙しいと、時間はあっても消極的になりやすい。
しかし暇を持て余すようになっても、何もする気が起きない時間が増えるだけになってしまいそうだった。こうして無為な時間が増えてしまう。
どうせ寝る時間は増えているのだから、起きている時間は常に趣味に溺れてみようと気合を入れた。特に今、面白いと感じることを最優先に!
他者の創作に触れる、入り込むことの楽しさを改めて感じる機会になった気がする。そしてこの感覚は、他の趣味にも必ず生きてくるだろう。

最近、というかここ数年だろうか。野球を観るのをしんどいと感じることが増えた。勝ち負けの問題ではなくて、取り巻く人たちを見ていて。
中高年が溜め込んだフラストレーションを若人にぶつける、といった構図に対して強い嫌悪感を覚えるようになった。それが最大化したような現象を直近で目にして、何だかなぁという思い。

自分の好きなもの・ことに対する好きパワーを無尽蔵に高めていきたい!
それでも好きも、だから嫌いも、そういった難しい部分の表現も、ちゃんと言葉になせるように。

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