一昨日、倉敷を観光していたとき、洋服屋さんがたくさんあった。倉敷は昔から繊維の街として栄えてきたらしい。どれもクオリティーが高そうで、ほしい服もたくさんあった。

デニムとか素材自体が高いものなのかもしれないけど、ほしいと思ったものはシャツでも１万円以上。はあ、無職の私には無理ね。。と断念してしまった。ニット帽はそれに比べて安くて、おしゃれっぽく見えるアイテムだと思ったから買ってしまったけど。

ユニクロで買うよりも、ほんとはこういう手作りで長持ちするものが結局コスパがいいこともある。でも実際お店に行って、値段を見るとスッと冷静になってしまう。

コロナで特に打撃を受けているといわれるアパレル産業。外に出かけないから、私も新しい洋服を買ったのは何ヶ月も前のこと。社会人になって2、3年目の頃は1ヶ月に一着は新しい服を買っていたなあ。

高い服って必要なのだろうか。おしゃれな人は、服にこだわって素材やデザインが良いものを着ている。一方でユニクロに行けば、そこそこ見栄えがして可愛いスタイルが叶ってしまう。

「トップスは安くてもいいけど、ボトムス、アウターにはお金を出すべき」って話を聞いたことがある。ボトムスとアウターの質が低いとスタイルが決まらないのだそうだ。トップスは色々あったほうが楽しいしね。

海外に暮らしていて、日本の洋服がなかなか手に入らないようになってから、服に対する概念が変わった。海外では日本のトレンドも関係ないし、体型にあった服が見つけられなくて、部屋着以外には新しい服を1年以上買わなかった。

確かに必要はなかった。全然新しい服なんてなくても生きていけるのだけど、やっぱりおしゃれがしたくなった。時々ピアスやストールを買うことで、その気持ちを紛らわしていた。

最近はミニマリストが人気だけど、私にはちょっと難しいかも、って思う。服は多少なくなったのだけど、本当はお金と時間があったらいくらでもほしい。今はどっちもないから見ていられないだけで。

そういえば私の彼氏は、服をあまり持たない。何年も前に買ったよれよれのTシャツを普通に着ている。財布もマネークリップにするほど持ち物を少なくしている。身軽でどこにでもすぐ行けるようにしていたいらしい。

モノが少ない生活って、なんだろう、寂しくなってしまうのは私だけかな。確かに身軽だし、整理整頓やら掃除やらメンテナンスが大変だけど。

もしある程度定住できることになったら、インテリアや雑貨、お皿にこだわって暮らしたい。アンティーク、輸入雑貨屋さんとかたくさん見て回って、よりすぐりのお気に入りを集めたい。ただこの願望は、海外に行きたいという夢とどうしても噛み合わないから困っている。おばあちゃんになってからの楽しみになりそう。

服の話からそれてしまったけど、服も雑貨と同じで、本当に気に入ってるスタイルが確立していれば、少なくてもいいのかもしれない。だけどせっかくのお気に入りを、無理に捨てるのも違うよね。

結論。本当に気に入ったものだけを買う。高いものでも、安いものでも関係ない。自分の直感で好きだと思ったものを買う。値段と相談はしないといけないけど、もし何年も着られる服であれば結局コスパいい。だから今度着てみたい服を見つけたら迷わず試着しよう。一緒に楽しい時を過ごしてくれる、素敵な相棒になるかもしれないから。