シェル(shell)とは


シェルとは

シェルとは、ユーザーとコンピューターのOS(オペレーティングシステム)とを繋ぐ役割を果たすプログラムである。

  1. ユーザーが操作した内容をシェルが受け取る

  2. シェルはOSの中核を形成するカーネルに指令を送る

  3. カーネルは受け取った指令の処理結果をシェルに返す

  4. シェルはユーザーに処理結果を表示する

  5. 表示された処理結果をユーザーが確認する

というのが処理の一連の流れである。

シェルとシェルスクリプトの違い

シェルと混同しやすい用語として、シェルスクリプトがある。
ユーザーとコンピュータのOSとの橋渡し役を担うのがシェルである一方で、シェルスクリプトとは、実行したいシェルの指令内容がまとめられているファイルのことである。
シェルスクリプトは、PHPやPythonと同じスクリプト言語に分類される。

シェルスクリプトでは、同じパターンの作業の自動化や他の言語と組み合わせることで業務の効率化を実現することができる。

シェルの種類

bash

複数あるシェルの中で標準且つ広く使用されている。
macOSでも使用することが可能で、複雑な作業を効率的にこなすことができる。

sh

正式名称はボーン・シェル(Bourne shell)と言い、UNIX系のOSで使用できるシェルの中で最古の種類である。
ボーン・シェルの後継が上で紹介したbashである。

zsh

bashやshのいい機能を取り入れたシェルで、シェルの中でも特に高機能なプログラムである。カスタマイズ性に優れている一方で、高機能である分プログラムが重くなる欠点も持ち合わせている。

まとめ

シェルを使うことで普段何気なく行っている作業を自動化することができるので、何か自動化して品質を上げられないか普段の業務フローを振り返ってみることからやってみよう。

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