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ツアーコンダクターが🚌ツアーに参加してみた🎵①佐野・赤城高原SA

 私は3つの仕事をしている。
一番長い業界はバスガイドやツアーコンダクターなどの旅行業だ。
 現在は特別支援学校のスクールバスに介助員として勤務しながら、訪問介護で利用者さんのお宅に出向き、生活や身体介助のお手伝いをさせて頂いている。そんな私が乗客としてバスツアーに参加することになった。

 きっかけは、特別支援学校スクールバスを運営しているバス会社でバスツアーの募集があり、同僚からお誘いをうけたことだ。
コースを確認してみると、何度も行ったことがある見学地ではあるものの、いつもは仕事で行くその場所に、乗客として訪れるとは、どんな感想を持つのか確かめたくなり参加してみた。

6:30 バス会社車庫から出発


 ドライバーとガイドさんは同じ会社のスタッフです。
 挨拶をしてバスに乗り指定された座席に座る。私は一番後ろの5座席に3人で座ることとなった。
参加するメンバーはスクールバスの女性スタッフ10人。普段は制服だが、この日は私服がなんとなく新鮮。

 発車すると何やら? ざわざわとお菓子がやって来る。
持ち合わせの菓子がグルグル回り始める。

それぞれが持ち寄ったお菓子、せんべい類が多い
ばんどう太郎の○○は甘栗の右下 菓子で年齢層も分かるかな?

隣の席の木村さんは、バスの後部座席真ん中に座っている。
その座席をえらく気に入った結果
旅行中全く眠らずに、景色を眺め続けていた。

  • 木村さん「これいらないよ~返すよ。チョコレートはいらないよ」

  • 周りの人「貰えばいいべー貰いなよ・・・・・」

  • 木村さん「いらないよ~ チョコレートはいらないよ」と繰り返す。

  • その時チョコレートを提供したトシコさんが座席から立ち上がり

  • トシコさん「いいから食いなよ~チョコレートじゃね~よ、梅干しだよ」「乾燥してっから、梅干しなら食えっぺ~ 食え~」

  • 木村さん「あれ梅干しけ~あれ?? これ?? ばんどう太郎の梅干しじゃね~か??」

  • トシコさん「そ~だよ。ばんどう太郎のだよ! 梅干しだから食え~」

  • 納得してやっと受け取ることとなった木村さん。

  • 周りの人「ばんどう太郎の梅干しけ~? 見たことあんな~高かっぺ」
    添乗中、車内からどっと沸きだす笑い声の原因はこんなことなのだろう。


八千代町(やちよまち)は、茨城県の県西地域、結城郡にあり古河都市圏に属する。
メロンの生産量も県内トップレベルの八千代町は、同町出身のお笑い 一番星さんと、タレントの山口めろんさんを、初代観光大使に任命した。

7:00 八千代町役場


 全員がそろい出発、ガイドさんの挨拶がはじまる。
柳田さんはバスガイドでありながら、会社の要請があると特別支援学校の子供たちの介助をするときがあり、親しみを持っている。
運転手さんも同じ会社の渋めのベテラン。
 他のお客様方は、どなたかの繋がりで参加されていると分かり、社員旅行のような雰囲気で、なんとも心地よい~スタートである。

8:15~8:35 佐野サービスエリア

東北自動車道の栃木県の玄関口・佐野SA(下り)が、2022年7月にリニューアルオープンしました!佐野SA(下り)の名物佐野ラーメンが食べられるフードコートや、栃木の名産品が並ぶお土産コーナーが大人気!!!


 佐野サービスエリアは夏休みや帰省の影響か・・・・・
お盆を過ぎていても混雑していた。
 介助員の竹沢さんは唯一の後輩で、年も私より若い最年少。
彼女は大型2種の免許を持っているので大型バスの運転もできるのだ、そんな彼女も人と車の多さに慌てている。

「わたおとめ」栃木県を代表するいちご「とちおとめ」からパックったネーミングがGood!!
今どきの綿菓子は洒落ている
レモン牛乳は、本当に懐かしい味。こんなに有名になるとは思いもしなかった。
子供の頃、入院した病院にレモン牛乳があって、子供なのに懐かしい味がした。

桜あんぱん
バスに戻ると早くもお土産を買っている人たちがいた。
一番人気は佐野名物 ナカダの桜あんぱん
桜あんぱんで思い出したことがあった。

 ずいぶん昔のバス旅行の車内で
一人のお客様「この近くに美味しいあんぱんのお店があるから教えるね~」皆で薄暗い佐野のメイン通りを通過していた。
お客さん「ちょっと待ってもう少しだから・・・」
「ここだよ!! 桜あんぱんが美味しいんだよ」
一同が暗闇に目を凝らしよく見ると、その看板には
「中田プロパンガス」の大文字が!!!
プロパンガス屋の5件くらい先に、桜アンパンのお店があった。そこが人気のあんぱんのお店なのだ。

佐野名物の桜あんぱんは、厳選した小豆を使用した最高ランクのこしあんを使用し、味が濃く滑らかな食感が特徴です。 秘伝の配合で手作業で煮詰めています。 また、米麹菌と炊いたご飯を混ぜ合わせた生地は、もちもちでしっとり。 栃木県産のコシヒカリを使用しており、独特な香りを醸し出しております


9:40~10:00 赤城高原サービスエリア

 北関東自動車道路と別れ、バスは関越自動車道路を走行する。
天気は雨・・・上州の山並みがまったく見えない・・・
二回目の休憩場所は赤城高原SA。
景色は見えなくてもガイドさんの美しい案内、このバスツアーは今では珍しいガイド付きだったことも、私の参加理由のひとつなのだ。

お店の右端 ゴミ箱のある建物がトイレです。
赤城高原SAの公衆トイレは大型バストラック駐車場付近と売店隣と2か所にあります。


 このサービスエリアは大型バスを降りてすぐのところにトイレがある。
しかし売店に行くには少し距離があり、きちんと説明をしないと奥に売店があることが分かりづらい。
晴れていれば三国連峰が見え、売店の品ぞろえも充実している。

 スクールバスの介助員の仲間は
添乗員からトイレと売店の説明があったにもかかわらず、目の前の行列がすでにできているトイレに並んでしまった。
話を聞いていないのか?
聞いても分からないのか?
旅慣れてないとこうなってしまうのか???
近いからここでいいのか?? と
私は思いながら「あっちにもトイレあるよ」と言いたいけれど知ったかぶりみたいかな?? とし竹沢さんと2人で、売店のトイレを利用した後、お土産を眺めた。

赤城高原サービスエリアで売っているポルトガルのメロンパン
色々な場所で買えるようになりました。

 休憩が終わりバスが出発すると、最初の見学地は群馬県の吹き割の滝だ。
また目的地まで十分時間がある。
 私は携帯を取り出しnoteを覗いてみた。
おっつ!! 早速フォローしているクリエーターさんが記事を投稿している。

クリエーターさんの記事をウキウキしながら拝読し、調子にのっている私。
コメント欄に「今日はバス旅行に乗客として参加しています・・」
などと、どうでもいいことを書いてしまったにもかかわらず、優しいクリエーターさんは
「駄目ですよ~アラ捜しなんかしちゃ(笑)」や「普段と視点が違って面白そうですね」と早速反応あり。
 クリエーターさんのお心遣いが本当に有難く、時代が変わったというか幸福感が、胸いっぱいに広がった。

大河ドラマ 『八重の桜』の女優の名前は?

隣の席の木村さんのお母さんは福島の人なのだ。固定された記事の画像を
木村さんに開いて見せた。

木村さん「あら~この人あの人だよね~」
biva「○○○○だよ~ね~」と名前が出てこない自分に大慌て!!
木村さん「あれだよ・・あれ・・八重の桜の人だろ~」
biva「そう八重の桜の・・」あの女優の名前が言えない思い出せない!
木村さんの前に思い出さなくては!!! ものすごく焦っている。
そのうち周りの仲間が「どれ~だれ~見せてみろ」と、携帯を覗きはじめ、私の携帯は、後ろから前の座席に受け継がれた。

結局、携帯が10人全員に回りながらも女優の名前が誰一人出てこない。
私は「ちょっと、待ってください、調べます!!」とググった。

その女優の名前は綾瀬はるかさん!!!
バスツアーで発見する普段とは違う視点とは!!! 自分の老い。
人名が出てこなくなっていた自分にショック💦

長くなりましたので、次回に続きます。
次回は最初の見学場所の吹き割の滝からです。


★ツアー中、私のたわいのないコメントに優しく答えて下さったお二人★

透析治療をうけながらスーパーポジティブに美しい作品を制作される
keigoMさんです。

情熱あふれる社会科教員のそいさんです!!!
素晴らしい「心の根っこ」を熱く伝えて下さいます。

余談: 茨城を代表するファミリーレストラン「ばんどう太郎」
白いかっぽう着姿のおかみさんをはじめ一同
おもてなし日本一を目指している。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

続きは、こちらです。

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