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コンテンツ作成に必須!読みやすく伝わりやすい文章表現の教科書【基礎編】

ブログをはじめとして、
何かしらの文章をWEBサイトに掲載する場合、
たいていは検索エンジンを意識するものですよね。


すこしでも広く世間に認知されたいし、
願わくばアクセスをドーンと集めて
収益アップに繋げたいですもんね。



その気持ちはよ~く分かるつもりです。
だって元々は僕も稼ぐ系ブロガーですから。


そこで今回は、
『コンテンツSEO』… とまで言うと大袈裟ですが、

「これができれば、けっこうアクセスアップ目指せるんじゃね?」

という施策についてお伝えします。


さて、
WEBサイトに掲載する文章にも
小説のように情景をイメージさせる表現力、
あるいはストーリー性は、必要です。


でも、
小難しい技法や上手さは要りません。
「わかりやすさ」こそが最も重要なんです。


ところが、
どんなに稼いでいる起業家でも、
自称ライターとして活動していても、
ここら辺を理解していない人は多いです。


独りよがりな文章を書いて悦に入る人が
実に多いんです。


本来追求するべきは、
その情報を必要とする誰もが理解できる
文章です。


その対象は、生身のユーザーはもちろん、
検索エンジンAIも含まれます


検索エンジンAIに正しく理解されなければ、
検索結果のランキングに入ることだって難しくなるでしょう。


では、どこをどうすれば
誰にとっても間違いなく
伝わりやすい文章になるのか・・・?


それは僕も含め、
WEBサイトを運営する多くの人が
試行錯誤するテーマです。

Googleもそこまで丁寧に教えてはくれないので(笑)


そんな中、ここでは基本の「き」として、
僕が知り得る

最低限これだけは押さえておきたい文章表現のコツ

について まとめていきます。


これからご紹介する施策を
意識してリライトしたところ、
実際に検索順位が上がった実績もあります。
(※エビデンス無くてゴメンなさい...)


WEBライターとして活躍する方には
他者に差をつけるポイントにもなり得ますので、
どうぞ参考にしてください!




WEBサイトの記事に求められていること


まず、前提知識として、
WEBサイトに掲載される記事に対して、
ユーザーやGoogleが求めていることを理解しておきましょう。


Googleが提唱する概念に
マイクロモーメントというものがあります。


これは、
人が検索行動を引き起こすきっかけとなる、
次の『4つの欲求』のことです。

Do(やりたい)
Know(知りたい)
Go(行きたい)
Buy(買いたい)


WEBサイトの記事に求められているのは、
これら検索ユーザーの欲求を満たすこと
あるいは何らかの意思決定をさせること なんです。

Do(やりたい)
 ⇒ やる方法や場所、ルールなどを詳しく丁寧に伝える
Know(知りたい)
 ⇒ 最新の情報や正しい情報を詳しく丁寧に伝える
Go(行きたい)
 ⇒ アクセス方法や周辺情報を詳しく丁寧に伝える
Buy(買いたい)
 ⇒ 商品情報や購入方法、口コミや人気ランキングなどを詳しく丁寧に伝える


これを踏まえて、
記事ライティングで目指すべきポイント
をまとめると、次のようになります。

◆ユーザーの意思決定をサポートできる記事内容であること
◆ユーザーの意思決定に必要な情報を適切に提供していること
◆ユーザーの『検索コスト(※)』の低下に貢献できること


(※)検索コストとは、
ユーザーが検索を繰り返すことに費やす時間
のことです。


あなたの記事で
確実に欲求を満たしてあげれば、
確実に意思決定をさせてあげれば、
検索コストを下げることに貢献できるわけです。


これを目指すべき理由は単純です。
ずばり、

検索エンジン(Google)が目指していることが、ユーザーの検索課題をスピーディーに解決することだから

です。


情報を求めて訪れる人の多くは、
アクションを起こすための意思決定をしたがっています。


そこで、ストレートかつ具体的な表現で、
読者の意思決定を
手伝ってあげる(導いてあげる)意識が大切になります。


そう考えると、
理想的な記事に仕上げるコツは
『意思決定の手順書』のような内容を目指すこと
だと言えるでしょう。


例えば、

『VOD(動画配信)サービスへの加入を検討している、海外ドラマファン』

をターゲットに記事を書く場合の流れを見ていきましょう。


① 【要点(結論)】
海外ドラマで動画配信サービスを選ぶなら『Hulu』がイチオシです!

② 【理由】
見放題作品数が業界トップクラス、FOXチャンネルのリアルタイム配信や見逃し配信にも対応、人気作品のほとんどが吹替版に対応、月額1,026円(税込)で全作品が見放題(追加料金が一切不要)など

③ 【具体例】
他社との比較、付加価値(映画、ドラマ、アニメなど7万本超が配信 など)

④ 【要点(あらためて結論)】
あらためて結論 ⇒ 『Hulu』を選べば間違いありません!

あくまでも例文です。僕が実際にHuluを推しているわけではありません💦


この流れは、
アフィリエイト目的の記事なら
特に大切にするべきです。


ちなみに、もうお気づきかもしれませんが、
このような

「要点(結論) ⇒ 理由 ⇒ 具体例 ⇒ 要点(あらためて結論)」

という論法が、
みんな大好き♪「PREP(プレップ)法」です笑


コンテンツSEOの基本の「き」


さて、ここからが本題です。


Googleの検索エンジンが近年
めざましく進歩しているとは言え、
その日本語読解力には
まだまだ怪しい部分があります。


ちょっと前には「小学校高学年レベル」とも言われていました。


なので、
記事内容を正しく認識してもらうには、
できる限り読みやすい、
分かりやすい文章表現を
心がけるべきでしょう。


例えば、
小説みたいな小洒落た
文章表現やテクニックを使うと、
正しく読み取ってもらえない可能性があります。


そんな検索エンジンAIから
正当な評価を得るためには、

素直で読みやすく理解しやすい文章表現

を用いる必要があると考えます。


もっともこれは、
検索エンジンAIに対しても、
生身の読者に対しても言えることですが・・・。


そこで、

文章を書くのが好きな人ほど危ない!
9割超のブロガーが知らずにやっちゃってる?
検索エンジンAIに嫌われる(かも知れない)日本語の文章表現

と題して、
”上位表示の妨げになっちゃう” かも知れない、
文章表現をご紹介したいと思います。

後学のためにも、ぜひ知っておいてくださいね♪


お伝えするのは次の7項目です♪
ちょっと国語の教科書みたいになっちゃいますが・・・^^;


1.固有名詞の略称
2.曖昧な表現
3.冗長表現・・・無駄に長い表現
4.二重否定
5.主語述語が不明確(倒置法など)
6.同じ接続詞の繰り返し
7.指示語


では、順に例を挙げながら解説して参ります。


1.固有名詞の略称


人や物の名前をフルネームではなく、
略称で記述することってありますよね。

木村拓哉さん ⇒ キムタク
宮藤官九郎さん ⇒ クドカン
前田健太さん ⇒ マエケン
パソコン ⇒ PC
スマートフォン ⇒ スマホ


上記のように、一般に浸透していて
検索エンジンにも認識されている略称を
“普通に” 用いるなら問題はないんです。


気をつけるべきなのは、
「しつこくなるから・・・」
「クドくなるから・・・」
と文脈や体裁を気にして、
急に「木村拓哉さん」「木村さん」と省略するケースです。


検索エンジンは、
必ずしもこの「木村さん」を
「木村拓哉さん」と同義だと認識できず、
誰のことを言っているのか理解できない可能性があります。


その理由(根拠)としては、
「キムタク」と検索すると
「木村拓哉さん」の情報がズラッと
表示されますが、

「木村さん」と検索すると
「木村拓哉さん」以外の情報もズラッと
表示されることにあります。


◯ 「キムタク」で検索 ⇒ 「木村拓哉さん」情報がズラリ♪

✕ 「木村さん」
で検索 ⇒ 「木村さん」 ≠ 「木村拓哉さん」


読者にとって多少クドくなるとしても、
検索エンジンが認識していない略称呼称は、
不用意に使わないこと
が望ましいと考えます。


2.曖昧な表現


日本人のクセの1つに、
物事を曖昧なニュアンスで伝える
ということがあります。

例えば下記のような表現です。


・数ヶ月
・複数の
・実に多くの
・適度な
・秋葉原店の方が安いです
・しっかり睡眠をとりましょう
・新宿経由の方が早いです


これらの表現は、答えになっているようで
実はなっていないんです。


記事として書くのであれば、
例えば下記のようにするべきです。


・数ヶ月 ⇒ 6ヶ月、半年間
・複数の ⇒ 7個の、6台の
・実に多くの ⇒ 100件を超える、千人余りの
・適度な ⇒ 1日に3回、毎日朝晩1回ずつ
・秋葉原店の方が安いです ⇒ 秋葉原店の方が300円安いです
・しっかり睡眠をとりましょう ⇒ 7時間は睡眠をとりましょう
・新宿経由の方が早いです ⇒ 新宿経由の方が20分早いです


上記のように、

具体的な数字を示して、
意思決定がしやすいようにしてあげる

ことが大切です。


3.冗長表現・・・無駄に長い表現


例文で説明します。
下記の太字部分が冗長表現になっています。

・ただ記事を書くということだけでは、読者を納得させることはできません。


書き直しして分かりやすくすると次のようになります。

・ただ記事を書くだけでは、読者を納得させることはできません。


下記の例文には2箇所の冗長表現があります。

記憶する能力を保つための食事の方法が話題らしい。


書き直すと次のようになります。

記憶力を保つための食事法が話題らしい。


では続いて、下記を書き直してみましょう。

・腹が立つものです
・好んで食べるのが普通です
・楽しんでいくつもりで続けましょう


次のように直せればOKだと思います。

・腹が立つものです ⇒ 腹が立ちます
・好んで食べるのが普通です ⇒ 好んで食べます
・楽しんでいくつもりで続けましょう ⇒ 楽しんで続けましょう


以上のように、
文を短くまとめる意識を常に持つことが、
分かりやすい文章に仕上げる秘訣の1つです。


僕もそうなのですが、
文章を書くのが好きな人ほど無意識でやってしまうことが多いので、要注意です。


4.二重否定


下記の例文で考えてみましょう。

・身体に良いと言えなくもありません


上記二重否定の部分を改めると、
次のように、分かりやすくすっきりした短文になります。

・身体に良いです。


次の例文です。

・見えないからと言って、存在しないとは限りません


これを改めたのが下記です。

・見えなくても存在する可能性はあります。


以上のように、
二重否定を使った遠回しな言い方をせず、
ストレートに言い切る表現を心がけましょう。


どっちつかずの表現は、検索エンジンAIが理解できない可能性だってあります。


5.主語述語が不明確(倒置法など)


下記の例文では、太字部分に問題があります。

・買う気のない人の潜在的なニーズを煽ることに威力を発揮するのがコピーライティングです。


主語/述語を分かりやすく配置すると下記のようになります。

コピーライティングは、買う気のない人の潜在的なニーズを煽ることに威力を発揮します


6.同じ接続詞の繰り返し


接続詞とは、
「そして」「しかし」「また」「それとも」
などの、前後の文をつなぐための語句です。


下記例文のように
同じ接続詞を繰り返して使うと、
結論がボヤケてしまう場合が多いです。

動画配信サービスの「U-NEXT」や「FOD」には多くの見放題作品があり、月額料金だけで十分に楽しむことができます。
また、多種多様な雑誌が読み放題という嬉しいメリットもあります。また、初回登録の場合には無料お試し期間が設けられているのでお得です。


例えば、下記のように修正すれば理解しやすくなると思います。

動画配信サービスの「U-NEXT」や「FOD」には多くの見放題作品があり、月額料金だけで十分に楽しむことができます。
また、多種多様な雑誌が読み放題という嬉しいメリットもあります。しかも、初回登録の場合には無料お試し期間が設けられているのでお得です。


7.指示語


指示語とは、
これ、それ、あれ、ここ、そこ、あそこ、この、その、あの
といった何かを指し示すための語句です。


「クドくなる」、「省略したい」と、
ついつい使いたくなる、あるいは
無意識に使ってしまうものなんですが、
指示語そのものに意味はありません。


使い方によっては
何を指しているのか
分かりづらい場合もあるので、
検索エンジンAIから
正当な評価を得るためにも、
できるだけ具体的な語句を使うようにしましょう。


これも、例文を見て頂ければ分かりやすいと思います。

一見すると同じ競技のように思える、ビリヤードとスヌーカーの違いを説明します。 このことを知らずに球撞きの話をする場合、イギリスでは恥をかく恐れがあります。


「このこと」という指示語を、具体的な表現に置き換えたのが下記です。

一見すると同じ競技のように思える、ビリヤードとスヌーカーの違いを説明します。 2つの競技の違いを知らずに球撞きの話をする場合、イギリスでは恥をかく恐れがあります。


まとめ


検索エンジンにも読者にも喜ばれ、
上位表示される(かもしれない)文章表現とは、

◯ ストレートで、かつ具体的な表現が望ましい

ということなのであって、
回りくどい、曖昧、文学的(?)な表現は避けるようにするべきです。


無意識にやらかす場合が多いですが、
投稿を終えた後でも直せるので、
必ず読み返してみることが大切です。


もしも、そのせいで
味気ない文章になってしまう…と感じたら、

・自身の体験談や豆知識
・口コミサイトの引用
・画像や動画(SNSの埋め込み)

などを盛り込んで表現に起伏をつけたり、
人間味を持たせる工夫をすると良いでしょう。


このコンテンツは以上です。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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