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「君たちはどう生きるか」を見てきました。

お久しぶりです。
宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」を見てきました。
噂はなんとなく聞いてはいたのですが、宣伝を一切していないので、どんな映画か面白いのかつまらないのか全然予想がつかず、見るまでドキドキしていました。

(以下、ネタバレあり)



見るまでは、ストーリーも人物もよくわからない抽象的な話なのかな?と思っていたのですが、いざ始まると、時代背景は戦中で、主人公は少年で、母親を亡くしたばかりで父親が再婚したところ、というとてもわかりやすい話で、ホッとしました。ストーリーがある!と思って。

それからは、雲や森の木の葉の美しさや、庭にある桜のような花の美しさ、アンティークの調度品の美しさに目を奪われていました。

ストーリーは「はてしない物語」のような、主人公がファンタジー世界に行って成長して現実に返ってくるという典型的な「行きて帰りし物語」だと感じました。そういえばバスチアンも母親を亡くしていた。

正直、何か思わせぶりな大叔父の台詞や、積み木や、浮かぶ隕石よりも、映像の美しさが一番心に残りました。
夏に見てよかった。
昔、夏休みに長い間いた祖母の別荘を思い出しました。
草むらがあって、家具が古くて焦茶色で。

私はジブリ映画で描かれる年取った女性の造形がどうしても苦手なのですが、今回もそれは感じました。何か、人間離れした大きすぎる離れた目、なんていえばいいのか「千と千尋の神隠し」に出てくる湯婆婆から嫌いでしたね。湯婆婆はまだ怪異なのでわかるけど、今回は現実の女性なのに。
中には現実ぽい年取った女性もいましたが、なんだろうな、大叔父と比べると、個を感じづらかった。ひとりだけ活躍した人がいたけど。

そして、宮崎駿らしい「少年は少女によって助けられる」お話だなあと思いました。どうしても男目線なんだよね。

でも、私的には映像が美しかったこととストーリーがハッキリあってわかりやすかったことだけで、花丸でした。

もう一回はお金出しては見ないけど。

コペル君の方のお話とは全然違うけど、コペル君の話も読み直したいなと思いました。

ああ、慣れてないと文章がぎこちない(笑)




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