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BADモード耳に春の街歩き、 思考回路はショート寸前の紫。 それらを俳句にまとめおる4月1日。 …
また今年(こんねん)も夏が来て、 夜は、蒸気で出来た白熊が、 沼をわたつてやつてくる。 ―…
山のあなたになほ遠く 「幸(さいはひ)」住むと人のいふ。 『山のあなた』カール・ブッセ(訳:…
もしわたしの心が女の故に迷い わが友の戸口にわたしが待伏せしたことあれば わたしの妻が人の…
東京は春まだ寒き雛祭梅のさかりに桃の花を売る 正岡子規 背に負うて桃の花売り実を思う
暁の果てに、この平らな町ーー べったりと拡がり…… そしてこの無気力な町の中の、唖然とするほど自らの叫びを素通りしてしまうこの騒々しい群衆、そして、心穏やかに、自らの動きを、自らの意味を素通りし、その真の叫びを、それだけがこの町のものであると感じられるがゆえに、町のどこか、闇と矜持の奥まった避難所にそれが住むと感じられるがゆえに、聞きたいものであった、ただひとつの叫びを素通りしてしまうこの町。この無気力な町の中の、飢えの、悲惨の、反抗の、憎しみの叫びを素通りしてしまうこの群
人間の心は自然から暴力へ、 暴力から道徳へと歩む サン・ジュスト 人間たちはかくも必然的…
賭されているのはまさしく「面(つら)」なのだ。賭されているのはすなわち、踊りの仮面であり、…
マクベス こんないやな、めでたい日もない。 『マクベス』シェイクスピア 風や凪野分の目ラ…
焼け跡のゴムの匂いや擬郷愁
伊勢湾級憎悪もの皆逞(たくまし)う
だから、本物の国民が、農民的な姿をとって現れもするのだろう。そして、贋の国民は、都市にむ…
空蟬の世は憂きものと知りにしを また言の葉にかかる命よ 『源氏物語』ー夕顔ー 紫式部 コトの端に かかる命や またコラム