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[モバイル&サウンド72]〜パワー・コードでロック・ギター

今回の[モバイル&サウンド]は、ロック・ギターの代名詞的!?な「パワー・コード」について。

特に。。。アンプかエフェクターで音を歪ませて、このコード・フォームで弾けば、迫力のあるサウンドを出せる。

サンプルMVとしては。。。プログレッシブ・ロック系だと、トレヴァー・ラビンのギター・リフが印象的なイエスのこの曲のイントロがそう。。。


メジャーもマイナーも同じフォーム

まず。。。復習を兼ねた基本の3和音コードの話。メジャー・コードとマイナー・コードでは、鍵盤だと真ん中の音/ポジションが違う。

Cのコードを例にすると。。。オール青のメジャーか、真ん中が赤のマイナーか。。。


それが。。。「パワー・コード」ってのはCのコードだと。。。基本3和音のうち、真ん中の音を省いた「CG/ドソ」だけを鳴らすので、メジャーもマイナーも同じフォーム/音になる。

もちろん、CGCのように押さえることもあるし、GCって押さえ方もある。けど、音の構成音はCとGのみ。


ギターの場合、Cのパワー・コードの基本フォームは。。。下の青のポジションの5弦C/4弦Gで、3弦C(黄)を加えたフォームもよく使われる。

あるいは、縦並びのGC(青+黄)ってのもある。

これも、元はCのメジャー/マイナー・コードで、3・4・5フレットを使ったフォーム。バレー・コードだけど、パワー・コードは2音か3音のみを押さえればイイ。


パワー・コードのポジションはこうですよーってのは、どの教則本にも載ってるけど。。。前回取り上げたRickeyさんの教則本だと、「ミュート」についても言及してる。初心者の人には、盲点になることも多いポイント。

そう、コードは「押さえる」だけでなく、ノイズや不必要な音を出さないようにする「ミュート」も重要なんだけど、それを踏まえて丁寧にパワー・コードを説明してるのは、手元にある教則本ではRickeyさんのだけだった。

低音弦中心に弾くんだけど。。。左手人差し指を寝かし気味にして、押さえるポジション以外の弦に軽く触れて、音を出さないようにする。

そうすれば、たとえ。。。全弦を勢いよく弾いても、上のショットの青(+黄)の音だけが気持ちよく鳴ってくれる。


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