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ミンナのウタ

柳さんと見た!

HiGH&LOWを見た今、我々の中でLDHがHOTなコンテンツだったので、GENERATIONS主演のホラー映画を見ることにした。

この作品はキャラクター名と演者名が同一なので感想文が書きやすくていいですね。
事実とフィクションが混ざり合うような感覚もあって、そこ含めていい作品だった。

途中白濱亜嵐さんが関口メンディーさんのことを「メンディーくん」と呼んでいて、メンディーさんがくん付けで呼ばれているところに馴染みがないので「メンディーくん……?」としばらく思考が停止した。これって実際「くん呼び」なんですか?

GENERATIONSの皆さんが怯えるシーンがいい。
これが見たくてミンナのウタを見てるまであるからね。
HiGH&LOWのオロチ兄弟の時も思ったけど、小森隼さんの困った顔がかなり好きだ。あの眉毛の角度が絶妙。
だいぶ序盤の方に失踪してしまったけど、それでもかなり良かった。芸人交換日記の配信を買わなかったことを後悔した。

あと関口メンディーさんが怯えてるシーンが良かった。メンディーさんはお顔立ちがハッキリしているし身体が大きくていらっしゃるので、怯えていると映える。メンディーさんが怯えていると嬉しい。

最終的に白濱亜嵐さん以外の全員が失踪するんだけど、その過程も様々で、みなさんはどの失踪の仕方が好きですか?といわれた時に選べるようなレパートリーになっていた。
どの失踪の仕方も本当に最高。
佐野玲於さんの自販機の下を這いつくばるさなを見た時は逃げられたけど、自室のベッドの下を這いつくばるさなを見つけてしまった時の「あっ、これはもうダメだ」という絶望感とか、ホテルの廊下でさなに抱きつかれたメンディーさんのギョッとする感じとか。

全員の失踪の仕方にそれぞれ違った良さがあったけど、片寄さんの過程はかなり好きかも。
マキタスポーツ演じる元刑事の探偵に片寄涼太さんが取り調べを受けた際に、片寄さんは見ているこっちまで苦しくなるようなしゃっくりをしていたんだけど、最終的にそのしゃっくりだと思ってたものはさなが死の直前に発していた呼吸音だったと判明するシーンは本当にゾッとした。

あと中務裕太さんの少し霊感的な力があるばかりに30年前のさなの家に意識が取り込まれてしまった描写も好みだった。
(後から知ったことなんだけど、中務さんって実際に霊感があるらしいですね。撮影の時とか大丈夫だったのかな。)
この描写の何が嫌って、中務さん自身が取り込まれていると気付いていないこと。
明らかに空き家のボロ家の中に入ったらさなの母がいて、延々と同じセリフを繰り返すシーンも(しかも自室にいるさなの頭のシルエットの位置が高く、変)そのさなの母が中務さんが宿泊しているホテルに来てそのセリフをまた繰り返していくうちにだんだん取り込まれていくという過程の描き方が丁寧。

白濱亜嵐さんだけは取り込まれなかったんだけど、これは何か理由があってのことなのかな。
さなさん的にリーダーは残しておいた方がいいという決断をされた感じですか?

ボーカルの数原さんは出演されていなかったかつ小森さんは序盤に離脱してしまったので、中務さん以外のみんなは2人ずつ同じ部屋に宿泊するようにしていたのに、それでもさながやって来て、襲われて失踪してしまうというどうしようもなさが愛おしいほどホラーだった。

ホラーの幽霊役って悲劇のヒロインが多いので、さなも母親に虐待されているとか、学校でいじめられているとかで命を絶った子なんだろうと思いながら見ていた。
そのためにさなの過去を調べていくうちにどんどんさなの邪悪な部分が明らかになっていく過程にはかなり興奮した。
母親がさなの頬をビンタしたのも、さなの邪悪さを知っていたからなのかもしれないですね。
両親とも善良そうな人だったのがまた味わい深い。

さなは猫も同級生も「歌」のために殺す。
特に邪悪で最悪で最高!と思ったシーンは、やっぱり親にコードを引っ張らせてさな自身を殺させるシーンかも。このシーンでヒウッ ヒウッという音がさなの窒息している時の呼吸音だとわかるのも良い演出。このシーンかなり好きなのでこれから何かにつけて思い出しそう。

最後GENERATIONSは白濱亜嵐さん以外さなに飲まれてしまって、そのさなをなんとかするために元刑事の探偵さん、GENERATIONSのマネージャー、白濱亜嵐さんの3人で廃墟のさな家に向かう。
ここでさなが丸々出てきたところはあんまり姿見せない方が怖いよ!さな!隠れてて!と思ったんだけど、回想に飲み込まれたマネージャーがあの掃除機のコードで死んだ直後のさなをハグ……したらさなが微笑んで消えてしまい、取り込まれていたメンバーも小森さん含めて全員帰って来たのでおい!さな!お前の邪悪さはそんなものだったのか!?ハグ如きでなんとかなるような人柄だったのか!?とキレた。

でもエンディングが終わった後にGENERATIONSのコンサートの場面があり、最後の最後でドーム中からさなのあの曲が聞こえて来るシーンで作品が終わっていたのでそうだよね!さなはそうでなくっちゃ!と笑顔になった。
ホラー映画は途中で襲う側の邪悪さに惚れ込んでしまうと、襲う側にも肩入れしてしまうね。

B級かも?ジャンプスケアを多用するかも?と思って見始めたミンナのウタだったけど、耳が張り裂けそうな爆音で驚かすシーンはほとんどなくて、怖くて嫌なシーンを丁寧に積み重ねてくる良い映画だった!
フィジカル面では絶対にGENERATIONSの皆さんの方が強いけど、その強さがあってもどうしようもないさなという存在の邪悪さ恐ろしさが良く際立っていた。
GENERATIONSのファンの方はこんな良い作品に好きな方が出てくれて嬉しかっただろうな。
いや〜面白かった!良い作品でした!

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