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タイプ判定は「機能から帰納」せよ

こんにちは、遊々自適です。今回は自適のMBTIへの見解第2弾。タイプの構成イメージの解説と、本来すべきと考えられる判定方法をまとめていきたいと思います。

タイプの構成要素

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上の図はタイプ構成のイメージです。8つの機能の中にはそれぞれペアとなるものがあり、表裏一体の4つのコインとして存在します。表裏一体なので同時には成立せず相反してますが、実はペアで一体なのが双対機能です。そしてタイプとは、誰もがそのうち2枚のコインを持っているようなイメージです。その内訳は、1枚は判断、もう1枚は知覚。まずこれらの組み合わせでクアドラ(どの4機能を持つか)が決まります。

次にコインの裏表。必ず一面はJ、もう一面はP機能でできており、2つのコインの表面はJ機能同士P機能同士で揃います。最後にコインの大小。より優位な機能の方が大きくなります。こうしてようやく16分の1としてのタイプが定められるようになります。

しかし、機能が表裏一体なように、タイプも表裏一体。ストレス時またはリラックス時に表裏が反転することがあります。同じクアドラ内は、タイプの振り幅と言っても良いでしょう。

例えば「あの人はSiが目立つな」と思ってもそれは「Siがうまく使える人」であって必ずしもそれがSJである根拠にはならない。Fだからといってロジカルシンキングができないわけではないし、Tだからといって人の気持ちに配慮しないわけじゃない。むしろそれが得意なことさえあります。

こうなってくると「じゃあどうやってタイプを決めるのさ?」という疑問が浮かびます。その答えは第1弾で書いたように、できるかできないかというより当人自身が重用しているかどうか。利き手と同じように、もちろん生まれつきの性質も大事ですが、結局良く使う方が最終的な利き手になる感覚です。

タイプ判定の主な方法2つ

①のよくあるタイプ像とはステレオタイプのことで、「○○はこんな性格」とよくサイトに書かれているようなことです。その人物像と特徴が重なるかどうかでタイプを判定します。手軽な判定方法ですが、一つでも反例があると「ニコニコしているINTJなどいない」等可能性を切り捨ててしまいやすいです。この抽象的なステレオタイプから具体的な特徴に落とし込む演繹法は、S的判定方法と言えます。

一方の②は、機能という具体からタイプ像を組み立てる帰納法で、N的判定方法と言えます。これならば、多少ステレオタイプに反する特徴があったとしても、「(比較的)愛想の良いINTJ」という形に収められます。すべてが平均の人間がいないように、全てがステレオタイプの範疇に収まる人もいません。こちらの方が手間はかかりますが、柔軟で正確な判定がしやすいと言えるでしょう。

まとめ

現在、殆どの人は前者の方法をとっていると思われます。各機能を「知る」すなわち自分なりのイメージを持つ語れるようになっていないと後者の方法はとれないため半ば必然でしょう。そこで、次回は自適なりの「知覚機能SN」のイメージを解説していきます。

かなり簡単にまとめてしまったため、言葉足らずで説明不足かとは思います。ご質問等あればnoteでもTwitterでも構いませんのでお寄せください。お読みいただきありがとうございました。

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