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ミラベルと魔法だらけの家 感想考察ver1.0

本日の金ローで初視聴した『ミラベルと魔法だらけの家』(2021)の即席感想考察の初版です。すごく雑というか書きかけの自分用メモみたいなものなのでまたアプデするかも。

・メガネの女の子、もっと自然にかわいくかけてたらポリコレ感出なかった?露骨なメガネのせいで先入観持って避けちゃってた

・中米南米をセピア色、大家族の絆、派手でカラフルにしがちなのは、どこまでステレオタイプ?やっぱりところどころリメンバーミーに似てる

・コロンビア 千日戦争(内戦)

・Encantoとは? 才能の授与式

・生きてる家具って美女と野獣以来?カシータ

・天気や花の才能はエルサっぽいな

・長女が家のアイドルって珍しい→アイドルというか優等生を求められてたのか

・地域の有力一家っていうポジションなのか、下手したら領主貴族

・1人だけ力無いせいで全員から除け者にされて、こんなんじゃグレるよぅ

・衣装の色の違い?青緑のミラベルと、黄赤系のその他大勢。鮮やかな青は善、赤や蛍光緑や紫は悪、大衆はくすんだ色なことが多い

・あの年(5才くらい?)で一家と地域の期待を背負って義務を果たさなきゃいけないのか
⇒やっぱり貢献すること=その人の存在価値になってしまうよな。人目が気になって抱え込みすぎたり着飾りすぎたりしてしまう(いとこの家の方はそんなに生きづらそうでもなかったけど。でも実際全ての音や声が聞こえたら気が狂うと思う)

・癒す力も動物と心を通わせる宝も歴代ディズニーキャラっぽいな

・「破壊と再生」がテーマ、ヒビ。確かに「ありのままでいいんだ!」もあったけど過程の一部に過ぎない。主人公って往々にしてこの役割を負うよな。既存の常識に疑問を投げかける・ひっくり返す(無効化のアリスとか)。やっぱりそれにしがみついてる者としては壊されるのは怖いだろう。見下してるというより恐ろしいから邪険にされる。

・ミラベルには「真実」を見る目がある?
→元から家庭崩壊を直す力があったというよりは、「上手くいかない」というヒビ・違和感があるからこそ思考停止せずに様々な可能性を探った結果真相に辿り着いたという方が近い

・ミュージカルには珍しく、結構なんて歌ってるか聞き取れない。というか今までになく歌詞の情報量が多い。あとで検索しないと。

・ディズニーには珍しく?、めちゃくちゃ心の内の不安を吐露した曲だな。You're Welcomeみないな2DMV

・ディズニーはリアルはだいぶ極めたけど、アメコミみたいにマンガ風表現にはいかないんだろうか

・魔法で出した花って掃除しなきゃいけないんだ…後始末大変すぎるのでは?

・「秘密のブルーノ」、やっぱりこの曲が一番いいな。
今日以前にブルーノの曲だけ聞いた時点での感想

・多分「悪いことを実現させる」のではなく、「悪いことを予知してる」だけなんだろうな

・『アナスタシア』のラスプーチンぽい

・めっちゃ声が良い子いる(ドロレス)
→スパイダーマンのグウェンなの!?

・ブランコ、カントリーベアみたい

・ミラベルすごいスペインアクセント

・輪唱ってすごいワクワクするけど、何気に今までなかったスタイル

・周りの反対を押し切って「知りたい知らなくちゃいけない」って真実に手を伸ばす感じ、すごい本能にくる
↑(ここまで)

・ボロい部屋に住みネズミが友達⇒シンデレラ

・家族から認められなかった者同士⇒やっぱり未来見てるだけなのに自分のせいにされるんだ…予言・忠告が疎まれるのもこのせいか。既に当時40歳だったブルーノが家から出て独立して暮らせなかったのは、街の人々からも悪者にされてたからか。それで10年間も隔離生活をして浮浪者みたいになっちゃったし、ぶっちゃけ一番の被害者では?事件にも一番貢献したのに…

・「未来視は不自由」論。未来が分からないから我々は現在を拘束されない、想像の余地があるから自由に創造できる

・緑色のビジョンの中でちょうちょとろうそくだけ金色。ちょうちょのメタファーは?

・予言者って迷信深くなるもんなのかな

・でも結局「役に立たなくてもいいんだよ」じゃなくて「みんな何かしらで役に立てるんだよ」なんだ

・確執のある姉とのハグはアナ雪、イサベラの「思い切りやっていいんだ!」の顔はまるでエルサ

・家族一人一人の「自分より家のために」という生きづらさ(認識の崩壊)が、かえって家house=家庭home=家族familyを崩壊させているのか(家は家族のメタファー)。

・普通にしたらみんなを追い詰めたおばあちゃんが悪役なんだけど、当人でさえ「家のために」の呪いに囚われているという主観的語りが入るのが良い。町の大衆でさえ、筋肉質な求婚者(ガストン)でさえ悪者じゃない。初?のヴィランのいないディズニー作品(ピクサー寄りになってきた?)。
ちゃんと噛み合いさえすれば悪者なんていない、逆に言えば全員良い人でもすれ違えばみんな不幸になる。やっぱりカリムの「じっくり話を聞いて利害を一致させよう」は身近な人同士であれば一番有効では?誰かを悪者にして全責任を押し付けて処罰してスッキリ終わり!じゃない
そもそもブルーノが悪者扱いされてたのも「じっくり話を聞く」が不足してたからだよな。ミラベルが歩み寄ったらすぐ家族想いなことがわかったし。

・おばあちゃんと孫にハグさせることで、別に過去の姉妹のハグだって性愛な訳じゃないんだよ、を強調している感じがする

・力を持たないからこそ「単純に力を発揮する」以外の方法を模索するきっかけを得たんだ。特別の中の「無」だからこそできること。ただしきっかけを得るだけでそれをどうするかは自分次第、才能が無いという才能

・若いころのおばあちゃんはなぜ奇跡を授かったのか?この「奇跡」は何の暗喩なのか?

・一度壊れたものはまた一から建て直さなきゃいけない。でも力を合わせて取り組みさえすれば再生することができる、を見せてる。

・最後ミラベルが家を完成させた=家族の絆を取り戻した。てか「魔法」がそもそもメタファーだしな(だから「現実にはそんなのありえない!ご都合主義だ!」ってファンタジーものの考察を投げるのは的外れ)

・舞台が小規模の物語ってあまり好みじゃないことが多いけど、これに関しては1軒の家の中だけの話なのに面白かった

・この映画を製作する上で心理の専門家とも対談してるんだ。そりゃしっくり来る訳だ。

とりあえず以上です。ざっくり総評としては、ディズニーにしてはピクサー的な素朴さが結構目立つなと思いました(舞台の狭さ、ラブロマンスより家族関係、明確なヴィランの不在)。日常ものより壮大で劇的な作品が好みなのですが、メッセージが割と哲学的で噛み応えがあるので前者寄りの中では結構好きな部類です。
主人公のビジュアルでなんとなく「どうせポリコレゴリ押しのヤツでしょ?」という先入観があって視聴を後回しにしてましたが、金ローを機に最後まで見れて良かったです。次週も『ノートルダムの鐘』の感想を上げますね。

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