羽生くんのスケートを観ました。
感動しました。
果敢に4回転アクセルに挑戦した姿は非常に立派だと思います。

もちろんメダルをとった3人も美しい滑りでした。
チェン選手の滑りは特に惚れ惚れする見事なものでした。
でも、最も心に残ったのはやはり羽生くんです。

羽生くんは王者として、当然のように金メダルを期待される存在です。
平昌で66年振りのオリンピック2連覇を成し遂げ、国民栄誉賞を授与された方です。期待せずにはいられません。
でも、羽生くんはメダルではなく夢を追っていました。
"まだ誰も成し遂げたことの無い4回転半を成功させる"という夢です。

不本意な結果に終わったショートプログラム。
フリーでは得点を伸ばすために易しい道を選ぶこともできたかも知れません。
しかし羽生くんは、挑戦する道を選びました。
着氷こそほとんど転倒に近かったですが、初めて公式大会で4回転半を成功させました。

まったく見事です。
これでこそスターだと思います。
彼は人に夢を見せることの出来る、素晴らしいアスリートです。
結果こそ残念に思う部分もあるかもしれませんが、そして本人がいちばん悔しいと思いますが、私はその姿に心を打たれました。
今は、無事に帰ってきて、ゆっくり休んで欲しいなと思います。

ありがとう羽生くん。