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「児童養護施設や老人ホームでもやりたい」プロレスを辞め“殴られ屋”になった男

 大阪・心斎橋──通称“ひっかけ橋”に出没するその男は、なぜかいつも人に殴られている。

 身長195cmという長身、厚い胸板に広い肩幅、その体格の良さに見合わぬ甘いフェイスと柔らかな言葉遣い。彼が「殴られ屋ウルス」だ。

 その通り名にあるとおり、ウルスは人から殴られる「殴られ屋」として大阪・ひっかけ橋に通い、その動画をSNSに日常的にアップしている。彼の仕事は、通行人から殴られることである。

"殴る"側から"殴られる"側へ

「アントニオ猪木さんにスカウトされてプロレスを始めたんです。でもなかなか上手くいかなくて、やっぱり独立しなきゃなって。そう思って始めた仕事の一環がこの殴られ屋です」

 プロレスラー時代は、あのボブサップに日本で唯一KO勝ちするという偉業を成し遂げた男であるが、ウルスはプロレスを始めて◯年後、まだまだこれからというところでプロレスというステージにピリオドを打ち、新たな道を切り開くことに決めた。

 ウルスを“殴る”通行人は、女性や子供、普通のサラリーマンなどさまざま。しかし当然、ガタイの良い“経験者”が挑むこともある。
 ウルスの右腕には痛々しいギプスが巻かれている。まさか……。

「いえ、これはブレイキングダウンの稽古中にケガしたんです。粉砕骨折(笑)」

 なんともタフな男である。

骨が飛び出るほどの大怪我をしても、殴られに街に繰り出す
三角公園で殴られる(特別ルールで膝を入れられる)ウルス


 彼はなぜ「殴られ屋」という仕事を始めたのか──インタビューの様子はナックルズTVにて公開中!

柔らかい口調で笑みを見せながらインタビューにこたえるウルス

《出演》
殴られ屋ウルス(なぐられや・うるす)

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