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校長であり、父。ポッドキャスト#1

こんばんは校長です。今宵も校長先生のポッドキャストを聞いてくれてありがとう。(スパーー)校長先生は今、懸念していることが、そうねえ、まあ5000㌔くらいあるケド、正直今のあんたらの手腕を持ってしてもこの道場は守れないんじゃないかって思ってて〜。そうなのよー。外部生って強いよねって思ってたけどあんたらが毎日SNSを更新している間にあの子たちは練習がんばってんだわねー多分。ほうら、あの時のこと、覚えてる?多摩川の土手で、夕日にかんかんと照らされながら、プリントアウトされた冷凍ネズミの足の角度を一本につき3回測定して、誰が正しい測定結果を出しているか、また、正しいとは何の根拠によるジャッジであるのかとかを話し合ったよね。あれも諸説あるわよね、大体、小指の第一関節と自分の犬歯のマッチングに成功した人間は、人生を大いに陥落させ、回避したことばかりをあっけらかんと、自分が意図して避けた感じのように喋るんですってね。ね、ウザくないですかそういうのって。こないだうちの娘がね。おばさんという状態への変化を語ってた。「あたしは昔から、うざくてクサいノリに快感を覚えるのだが、それはあたしだけに当てはまることではなく、おそらくおばさん全般そうだと思う。あと全部自分の経験の話に置き換えるようになる。それをしないように頑張っていたけど、たぶん人生がすすむほど、出来事を話さないと溜まる一方なので、何とかしてこれを対人で排出するのではなく、対物にするか、表現として昇華することでしか、その悪者の雰囲気は拭えない。でももうそもそも若者には帰ってこれない時点にきてしまったのかもしれない。ウザくなく優しい人間の方が圧倒的に好きなので、パラドクスを生きているのだ」という具合らしい。うーん。まあさ、アルゼンチンの方に旅行でもしましょうか?と宥めたら、平手打ちしたかのような太めのうどんがほかほかで提供されたのでした。だ、え、何これ。と思って食べたところ、いつものうどんと全く違う、おそらく粉の密度が異様に高くて喉越しが抜群に不快!味はわるくないけど. 、「これは私の今の状態なの。どう?うざいでしょ」娘は言いましたね。なるほど、わかる。うざいうどんって今まで出会ってこなかったけど、今まで出会ってこなかっただけで、きっとこれのことなんだな。おばさんになることにうまく抗って素敵なババアになってほしいなって思いました。見守っております。パパより。

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