妻がダウン

 妻も高齢者に分類される年代になったばかり。大手ショッピングセンターにあるコーヒーショップのオープニング当時から、Ⅰ日6時間、週4~5日のパート勤務から始めたのが、時給の安さと勤務時間のギャップから人手不足が慢性化し、65歳にもなった古参パート授業員が正社員になってしまった。賃金もだが、仕事が好きなこともあって、20年以上続いている。勤務時間はバラバラで朝9時から夜20時30分。また11時30分から20時30分や10時から18時もある。原則週休2日。年末年始、盆休はなし。今回の年末年始も休みはなかった。大晦日は20時過ぎ、元旦は9時から20時30分。本人はお客さんと接するのが楽しいようだ。私とは全くの正反対。それはそれでいいと思う。
 ただ通勤するのに片道5kmあるのに、バス便が悪い。バス停まで徒歩20分。車はペーパードライバーで乗る気なし。自転車は会社が事故対応しないのでだめ。そこで行きはバス。愛想の悪い運転手が多い大分バス。全国でも最悪だと思うほどひどいが、選択の余地がないので仕方なし。それも利便性が悪い。朝9時出勤なら7時には出ないと間に合わない。バスに乗ればまっすぐショッピングセンターにはいかない。遠回りをして団地を一つ二つ、三つと回って、ショッピングセンターのはるかに遠い、昔病院のあった前に降りるしかない。それでもバスの乗車時間は20分くらいのもの。まっすぐ歩いたほうが早い気もするが、これを言ってはいけない。
 帰りは私が必ず迎えに行くし、仕事のない日は乗せて行く。週2~3日はバスかな。
 昨日夜迎えに行くと、体調が悪い。頭、関節、腰、のど、帰宅して計ったら熱も38.8度あった。インフルかコロナか、それとも扁桃腺か。今日私は仕事だったので、夜、朝、昼と飲む薬を教えて外出。夕方病院に連れて行った。発熱外来は、車の中で待機して、検温から検査までして、結果インフルもコロナでもないので診察室へ、という流れ。
 日中、妻がいなくなったらどうなるか。能登半島大地震のことを思うと、ふとそんなことを思ってしまった。いまは毎日食事も私が作っているが、一人なら絶対になにもしないだろう。体重も今は過重だが激やせするだろう。それより、生きていけるか、と思ってしまった。会話が多い夫婦ではない。趣味が合う夫婦でもない。テレビの好みも合わない。それでもそばにいるだけでいい。晩酌だけがあった夫婦。それが毎日だったから。早く良くなってくれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?