終章の前に

 六郷物語は最終章になりますが、心の整理がつかず、終章はできていません。
 ご承知のように豊後の大友氏は薩摩の島津氏に攻められ敗北します。羽柴秀吉に助けを求め、島津氏は撤退しますが、関ヶ原の戦い後、豊後は東軍の黒田官兵衛と西軍の大友氏の戦となり大友氏は敗北します。その時にまた、国東の寺が多く焼かれてしまいます。黒田官兵衛がキリシタンであったのも一因でしょうが、寺は軍勢を入れると城塞化して、非常に厄介になります。そのために進軍する途中、火をかけて行ったのでしょう。
 徳川時代には豊後は小藩分立となり、国東半島もつながりのあった六郷ではなくなります。
 どう悲劇を迎えたらいいのか。しばらくの間、悩みたいと思います。

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