針を刺せる先生とドリル先生 〜 Weekly Ochiai

昨晩のWeekly Ochiaiは
特別版の無料放送でした。

 

「シン・ニホン」という本の著者である安宅和人さんと
落合陽一さんが、これからの日本を再生するために
何が大切なのかについて対話をされていました。

 私の心に深く突き刺さった対話は「教育」についてでした。

 日本の教育は軍隊を育てるためのマシーン教育であり、
そのマシーンを作るために「ドリル」が有効な方法であったこと。

 そして、もはやマシーン教育は必要がないのに
現在でもドリル教育が当たり前のように
教育の要になっていること。

 本来、子どもたちが10年後の大人になったときにも
思い出せる人ととして大切なことを伝えることができる
「針を刺せる」先生がどれだけいるだろうか。

 私は、かつて自分が教えた生徒や
今、自分の目の前に生徒たちに
どれだけ針を刺せることができただろうか。

まだ、お手軽だからとドリルを当たり前のように
生徒に出してしまう「ドリル先生」であることを
この番組を見て気づかされました。

 現在、コロナウィルスのため学校が休校になっています。

 世の中では子どもの学習機会が奪われていることを懸念し
多くの企業がオンライン教材を無償で提供したり
学校の先生も自宅学習教材を作って子どもたちに送っています。

 オンラインで課題をたくさん出す先生はドリル先生だなあ、
と感じました。

 一方、落合さんと安宅さんは
コロナで子どもが学校に行かなくなることで
天才がたくさん生まれるとおっしゃっていました。

 確かに、子どもたちは学校の機械的な授業から開放され
自分がしたいことを自由にできる時間がたっぷりあるのです。 

この休校の間に自分の才能を開花させる子どもが
たくさん出てくると思います。

 ならば、大人は子どものじゃまをしてはならない。

 「子どものため」という名目で
子どもにとってありがた迷惑なことをしないようにします。

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