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2019年5月ストックホルム旅行雑感

2019年5月13日〜2019年5月21日までスウェーデンのストックホルムに滞在していました。昨年の旅行から1年ぶりです。人生3回目のストックホルムで、前回は2018年5月でした。

Code BEAM STO 2019

ストックホルムへ行った主な目的は、Code BEAM STO 2019というプログラミング言語システムErlangElixir、その他Erlangの実行システムBEAMで動く各種言語のためのカンファレンスに出るためです。

Erlangは任天堂のSwitchの通知システムNPNSなどに使われており、大規模なネットワークトラフィックをさばくのが得意です。私は2008年にErlangを知って以来、自分のプログラミング技術の要の1つとして学んできました。

会議が行われたのは、ストックホルム中央駅のあるNorrmalmに対して、湖の一部であるRiddarfjärdenの対岸にあるSödermalm地区の会議施設Münchenbryggerietの会議場Mässhallenです。昨年まではMälarsalenだったのですが、今年はさらにしっかりした感じの会場に変わりました。

自分の発表内容

私の発表はThe BEAM programming paradigmと題して、いかにErlangやElixirが巷にある他の言語システムと違って安全を重視した設計になっているかについて紹介するものでした。

世の中で流行っているプログラミング言語の多くは、実は代入の意味が素直でなく、コピーしたつもりが実体が複製されていなかったり、比較したつもりで実は別のオブジェクトができていたりと、卒直な話自分には理解しがたい挙動をするものが一般的です。幸いErlangやElixirではそういうことは起こさないような言語設計になっているのですが、そのことの大事さというのはあまり語っている人がいないようなので、そういう話をしました。

YouTubeのCode Syncチャンネルでは、Code BEAM STOに限らずErlang Solutionsが主催している各種カンファレンスで収録されたビデオがまとめられています。今回、私の発表はキーノート3つのすぐ後に公開してもらえました。この順番に意味があるかどうかはわからないのですが、ありがたいことです。今回でErlang Solutionsの主催するカンファレンスでの発表は11回目で、もう足かけ10年続けているので、きっと古参だと思われているのかもしれません。

Code BEAM STO 2019の話はここまでにして、以下は旅の雑感を述べます。

旅で気のついたこと

1) 今回は妻もドイツに滞在する仕事が同時期にあり、私と同時にスウェーデンに滞在することになりました。出張では一人旅が多いのですが、気心の知れたパートナーとの旅はとてもよいものでした。妻はスウェーデンが初めてだったので、街中スウェーデン語しか書かれていない様子にとまどっていたようですが、妻の専門であるドイツ語とスウェーデン語は造語法や語彙において似ている部分が多いため、事前にDuolingoなどでスウェーデン語の初歩的な知識を身につけていたことが大いに役立ったようです。

2) 滞在期間中は日本に比べて気温差が10℃以上と大変寒く、大量の携帯用カイロを持っていったのですが、幸いホテルの中は夜は大変あたたかく、カゼをひくようなことはありませんでした。日本でいえば3月ぐらいの気候だったように思います。

3) 滞在中は昨年以上に徹底してクレジットカード頼みの生活でした。レストランや商店で支払のときは基本的に客が自らカード端末にカードを挿入して操作するようになっており、端末では必ず"kod"(日本語でいうPINコード)を聞いてきます。サインでも使えないわけではないと思いますが、ICチップを搭載しているカードでないと、何かと不便です。そこでこのためにプリペイドのJAL Global Walletを作って持っていったのが役に立ちました。現金を受け取らずカードだけの店も増えているため、旅専用のカードは必須です。

4) 物価ですが、昨年は東京の3倍ぐらいの感じでしたが、今年はそこまではいかないかな(といっても2倍よりは高いですが)という感じでした。とはいえ、人間の労働が伴うサービスは価格がかなり高めに設定されており、それだけ人件費が高いのだな、という印象を持ちました。言い換えれば、日本の人件費があまりにも安過ぎるのではないかと思います。

5) トイレは公衆トイレでも比較的きれいで米国のようなことはないのですが、ウォシュレットがないといろいろ苦労します。携帯用洗浄器があると便利です。旅慣れた人は「赤ちゃん用のおしりふき」を持っていくそうです(今度使ってみたいと思います)。

6) 昨年同様箱入りのティッシュペーパーを見付けることはできませんでした。文化的に存在していないのでしょう。日本からティッシュペーパーをスーツケースに一箱潰れてもいいので入れておくと大変便利です。

7) ネット環境ですが、昨年同様Comviq FASTPRIS 145kr (5GB、30日間EU域内で使用可能)のプリペイドSIMカードを使いました。今回は自分と妻の端末2台ずつ(スマホとiPadの組が2つ)にそれぞれ入れたので4枚必要でしたが、アクティベーション(特定の番号に13桁のアクティベーションコードをつけて電話をかけるだけ)を4枚分SIMカードを入れ替えながら集中して行うことで効率よくできました。EU域内で使えるので、帰りのトランジットで寄ったフィンランドのヘルシンキ空港でも問題なく使用することができました。

スウェーデン語は必須

ストックホルムを含むスウェーデン国内では、文字による各種案内の表記は、ほぼすべてがスウェーデン語です。接客する人達の大部分は十分理解できるレベルの英語を話しますし、イギリスのような変な訛りがあるわけでもないので英語でのやり取りには困らなかったのですが、長期滞在される方はスウェーデン語の事前学習をしておくとよいでしょう。私はDuolingoの英語で学ぶスウェーデン語のコースをずっとやっていますが、大いに役立ちました。

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力武 健次 / りきたけ けんじ

力武健次技術士事務所 所長。ペパボ研究所 客員研究員。 ソフトウェアエンジニア。 📻ラジオ大好き。 https://github.com/jj1bdx https://www.instagram.com/jj1bdx 事務所ページ: https://rikitake.jp