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ワタシが考えることを始めた時。+自己開示

このnoteを見つけてくれてありがとう。最近、考える事が楽しいなぁ〜って思って。こんな事、2年前は思ってなかったなぁ。って。

このnoteを書こうと思ったきっかけは、ある人と「自己開示について」話していた時である。自己開示するためには、自分の事を伝えることはもちろん、その前に、自分の事を知らないといけない。

そこで、私が考えるようになった出来事、考えるということが大切だと気づいた事について、また自己開示について書いてみようと思った。

ここから先は、自己開示が苦手な人、考えることが初心者の人、私のことに興味を持ってくれている人は読んでくれると嬉しいです。感想とかくれると鼻血が出るぐらい喜びます。

興味ないよーって方はこのページから速やかに退散してくださいな。


私が考えることが必要だと思った瞬間は、ある出来事である。


出来事とは、私が彼氏に風俗の仕事を言ったことである。

”えっ普通言う?言わなきゃええやん”って思うそこのあなた。

確かに、そうかもしれない。でも、当時の私は言わないことが悪いことしてるみたいで、仕事が好きだったからこそ、頑張ってるからこそ、大事な人に話さないのは違うのかと思った。

きっと、仕事のことを伝えるのは、エゴだとも思う....。自分で抱え込むことができなくて、それを背負いこむことができずに、楽になりたかった自分もいるから。

仕事に対して、納得はしてくれなくても、彼ならきっと理解してくれようとはするだろう、聞いてくれる姿勢はあるだろう。と感じていた。だから言えた。

言ったことで(いやそれ以前から不穏な空気はあったが)彼とも疎遠になったけど、言った事に後悔はない。(伝え方の反省はある)



ここからは当時の記憶。

今でも覚えてる。遠距離の彼と、久しぶりに会ったデートで、彼にビクビクしていた。お腹がキリキリし出して、いつもは残さないのに、ハンバーガーを残してしまって。ビクビクする理由も、キリキリする理由も分かっていたから、タリーズに行こうと私は言った。


[タリーズにて]


私「あのね、言わないといけないことがあって、、、、私風俗やってるの」



沈黙



彼「なんで、やってるの、、、、?」

私「、、、楽しいから」

彼「えっ、、なんでやってるの」

私「、、、、やってみたかったら」

彼「えっだからなんでやってるの」

私「、、、、(半分正解で半分不正解)お金....かな....」


彼「、、、やっぱり。俺は別に偏見持ってないけど、その仕事は軽率だったんじゃない。お金を稼ぐなら他にもあるじゃん。それにいずれ外の世界に出てこないといけないよ。風俗は、最後に行く道やしね」

私「えっ、、、私は、この仕事が好きで、きっとあなたに辞めろと言われても今はやめない。だからもし別れたかったら、それでいい。もし言って別れたいなら、そこはコントロールできないと思ったから」


みたいな感じかな。


(偏見持ってないよと言いつつバリバリ偏見持ってるやんけ。と思うのは置いといて)

今の私なら、なんだと聞かれたときに、なんて言うだろうか。

きっと、「私は今の仕事が好きだし、やるのは1〜2年って決めてる。それまでに違う道は探す。きっとこれを言うのはエゴだし、あなたが嫌だって分かってる。でも、高校生の時にやってみたかった仕事なの。してみたかったことなの。

始めたきっかけは、「生きてる意味」を考え出したから、病んでたから。最後に自分に「何がしたい」って聞いた時、一番最初に思いついたのがこの仕事だったから。確かに、金銭的なこともある、でもそれだけじゃ続けられないし、しんどいけど、楽しいから続けられてる。コミュニケーション能力も上がってる実感はある。人を癒すことで自分も癒されるの。今はやめるつもりはないから、私は別れたくないけど、もしあなたが別れたいなら別れるよ。きっと納得はされなくても理解はされるだろうと思って、あなたに言った。」

って堂々と言うかな。すごくエゴだけど。説明や意思表示はできるかなと思う。堂々ってところも大事で。当時の私は、おどおどしながら言ってたから、楽しいからって言葉にも説得力がなかったと思う。

大事な人に自分の想いを伝えられなかった時。ちゃんと説明できなかった時。その時かな。ちゃんと人に伝えたいと思ったのは。ちゃんと自分の事を分かって、考える事をして。ちゃんと伝わるようになりたいと思ったのは。

初めてだったかもしれない。その時までは「自分のことなんて人には分からないし、理解されなくても別にいい。自分の言葉は相手を傷つける、傷つけるぐらいなら自分の感情は言わないほうがいい。コミュニケーションはめんどくさい、自分の言葉は伝えなくていい、やりたいことなんて説明しなくてもできるから。」って思ってたから。

理解されようと思うことも、伝えようということもしてこなかった私は、シンプルにできなかった。大事な人に自分の事を説明できなかった。

その時に思ったんだよ。自分のためじゃなくて、大事な人のために、自分のこと知らないと、自分のことを説明できないと、考える事をしないと、理解してもらえない。って。

至極当たり前のことなんだろうけど。ずっと、逃げてきたことだから。しようとしてこなかったことだから。


そこからかな、

彼からの言葉で心に残っていた「自分の弱さと向き合ってないよね。傲慢だよね、謙虚じゃないよね。考えてないよね」も含めて、

弱さとはなんぞや、なんで今の自分がいるのか、なんで私は生きづらいのか、なんで私は性に関心があるのか、いつから性に関心があるのか、自分の価値観は何、自分の好きなことは何、何をしてる時が楽しいの、なんで自分と向き合ってないと言われたのか、どんな自分になりたいの、なんで説明能力がないのか、自分の感情は何か、コンプレックスやトラウマは何、なんでコンプレックスがあるの、どうしたらコンプレックスを解消できるの、コミュニケーションとは何、本当の強さって何、どう自己開示したらいいか、とか。を考え出した(今も考え中)


つまり、自分の感情も今までの嫌やったことも、全部向き合うようにした。「なんで」と問いかけるようにした。心にあったヘドロを取り出すような作業は、苦しくて苦しくて、自分と向き合い始めて半年ぐらいは、毎日のように泣いていた記憶がある。

「辛い時にそばにいてあげられなくてごめん」と彼に言われたことも、私が彼に仕事の事を言った時に彼が悲しそうな驚いた顔をしたことも、自分の事をちゃんと大事な人に伝えれなかったことも、もう一生、繰り返したくないな。って。

強く、そう、思った。同じことは繰り返したくない、と思った。

向き合い始めて「伝えるためには、言葉がいる。考えるためには言葉がいる」という事も初めて知った。だから、その時から本も読み始めた。漢字の勉強もしはじめた。

向き合い始めては、まずは、なぜ今の自分がいるのか、自分の過去を深掘りし始めた。自分が何に影響されているかを探り始めた。

例えば、なぜ、自己開示が苦手なのか。

私の場合は、自分の言葉が他人を傷つけてしまった事があったから。

詳しく言うと、小学生の時の私は、家庭で発散されない寂しさを、まるでジャイアンみたいに、学校でぶちまけてて、そのせいで、女の子を不登校にさせてしまった。

その子が学校に来なくなったのは、その理由じゃないかもだけど、その時私は「自分の言葉は人を傷つける、だから思ったことの9割は飲み込もう、そうだ、人に関心を持たなければ何も思わなくて済む」と自分に誓った。

つまり、自己開示が苦手なことや、考える事を放棄したことや、自他に無関心になった大きな原因は「〜しよう」じゃなくて「〜しない」という消極的な解決策を選んだから。

それをずっと続けていた私は、気づいた時には、無意識にそれができていて、人に対しても自分に対しても、無関心になっていた。

付け加えて、家庭環境的な理由から、頼る事ができないこともわかった。自己開示や自分の事を話すのが苦手というのも分かったから、親友やお世話になってた人に「私の課題は、人を頼れない事で、自分の話をする事で、だから、自分の話を聞いてほしい。」と伝えた。

そして意識的に自分のことを話すようにした。母にも今まで思っていた事を泣きながら伝えた。

そのときに、トラウマを泣きながらめちゃくちゃに話す私を否定せずに包み込んでくれて、言語化できない私の想いをしっかり待って聞いてくれた人には本当に感謝してる。

自己開示を練習するポイントは、自分の事を聞いてくれる人にとことん自分を話す練習をする事だ。

自分のことについて考えて、自分がどう思ったのか感じて、なんでそう思ったのかを伝えていく。伝わらなかったら、違う言葉で伝えていく。伝える努力をやめない。その作業で私はだいぶ、考えることも自己開示もコミュニケーションもうまくなっていった(まだまだ修行中なんだけど)

ここまで読んでくれてありがとうございます。以上が私が考えるようになったきっかけと自己開示についてです。



最後に言いたいのが、読んでるあなたが今どの状態か分からないし、悩んでるかどうかも分からないけど。コミュニケーションってすごくめんどくさい。めんどくさいofめんどくさい。

でも理解し合うことを諦めないでほしいなぁと。分からないからだろうと伝えるのを諦めて欲しくないなぁと。人とわかり合うのは、背景も歩んできた道も違うから100%通じ合うことはできないけど、100%に近づく努力はしてほしいなぁって。

コミュニケーションはめんどくさいけど、楽しいものだと、私は思うから。

もうその彼とは会ってないし、連絡も取り合ってないけど、私に考えるきっかけをくれたこと、自分と向き合うきっかけをくれたことに、すごく感謝してる。それがなかったら、今の自分はないから。しんどい作業しれないけど、不安になるかもしれないけど、ちゃんと自分と向き合いたいと思う。これからも向き合い続けたい。そして、人とも向き合えるようになりたい。

ちゃんと生き出して、まだまだ浅くて、人生の赤ちゃんだけど、面白くて優しくて強い人間になっていこうと思う。









人の痛みが分かる。そんな人間にわたしはなりたい。

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