Apex Legends コラムとかエッセイとか #8

友人に誘われてエイペックスと呼ばれるFPSゲームをはじめてみた。

どうやら3人1組20チームで銃で撃ち合い、最後の1チームになることが目標のゲームらしい。
選んだキャラクターによって特殊能力があり、空を飛べたり一定時間不死身になることができるとのこと。好きなキャラクターを使ったらいいよなんて言われても男か女か太ってるか痩せてるかくらいしかわからないので好きになる要素が少なすぎる。
とりあえず痩せてて派手目なお姉さんを選択。レゲエのフェスの広告で見たことあるようなこんがり焼けた顔である。

友人2人はそれぞれ、屈強そうで体格の良いまげ結い男と、エボリューション真木よう子を選択した模様。
次はチーム名の決定か何かかと思っていたのも束の間、気付いたら飛行船に乗らされていた。散り散りに同じ飛行機に搭乗していた乗客たちが降りていくので、仲間に置いていかれたと思ったが降りて行った人たちはどうやら皆敵らしい。殺伐とした機内をまとめ上げていたCAさんに脱帽。

我々のチームMINMI feat.まげよう子も飛行機をおりなければいけないと機長からアナウンスがあったようで安全ベストの付け方さえも教わる前に機外に放り出されてしまった。アーメン、アブラカタブラ、南無阿弥陀仏、思いつく限りすべての偉そうな人たちに祈りを捧げているとなんと安全装置なしで地上に降りることができた。そういえば、主神を信じなさいとかなんだか聞こえてきた気がする。

地上に来たはいいが何をしたらいいかわからず戸惑っていると、まずは銃を拾うんだぜブラザーと友人から声が飛んできた。ゲームをしている彼はたくましく屈強に見える。心なしか口調も変わっているように思える。
床に散らばっている武器や回復キットを拾いながら、片付けては散らかすイヤイヤ期のお子さんを持つお母さんの気持ちがわかったところで向こうに敵がいるぜブラザーとの声が友人からあがった。

始めての敵とのご対面、さっきまで隣の座席で機内食はルフトハンザ航空が一番だよねーなんて語り合っていた敵とのご対面。銃を握る手に力が入る。
覚悟を決めて銃を打ったにも関わらず、無情にも銃弾は明後日の方向へ飛んでいってしまった。さっきまで、リクライニングってどんくらい倒していいか悩むよねーなんて語り合っていた彼にあっけなく打たれて死んでしまった。
程なくして友人たちも打たれてしまい、エイペックスデビューは幕を閉じた。

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