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今日の気づき ~母のなりたいキャラクター像

けんすうさんの『物語思考』を読んでいる。
「やりたいこと」より「なりたいキャラ」でやってみよう、という本なのだけれど、それで亡き母のことを思い出した。

母は姪っ子の子供(つまり私の従姉妹の子供)が生まれたとき、自分のことを「おばさま」と呼ばせると言いだした。その子にとって、「いつもそばにいて世話をやいてくれる〝お祖母ちゃん〟とは違って、たまにしか会わないけど身ぎれいにしていて上品で、小金持ちだからちょっといいものを買ってくれるすてきなおばさま」ということにしたかったのだろう。

現実の母はそんな感じの人ではなく、話を聞いたときは噴き出したが、今お思えばあれは一種の「なりたいキャラ」設定だったのではないか。なかなか面白いことをしていたな、お母さん。
ところでけんすうさんは若い方に向けてこの本を書かれたのだと思うけれど、50代の私も試してみたいと思いながら読んでいる。

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