noteなう

HypernoteChallenge2015他薦まとめ

星井七億さん
半年以上嫌がらせメールを送ってきた相手と直接会ってきた

人間の闇が信じがたい密度で描かれており、スピーディな展開に手に汗握る。狂気と狂気(失礼)のぶつかり合いである。まだ呼んでいない人は是非。どうしてこうなった、と思うこと間違いなしです。(こんぴゅさん


トノムさん
  

このトノムさんの絵は色の感じとか世界観とかタイトルの付け方とかもう全部好きです。(林伸次さん)

zechiさん
one little song (1)

このzechiさんの世界もすごく好きです。ただのハートウオーミング系ではない感覚も好みです。(林伸次さん
草のようにやわらかな線の一本一本に、表情と色彩を感じる絵物語です。ピーナツブックスのウッドストックの頭のような、あるいはナウシカがたどり着いた浄化された草原のような、えも言われぬ優しい線。マンガと呼んで良いのか分かりません。 額に飾りたい絵画作品のようでもあります。
毎回読み切り。けれどどこかですべてがつながっている。静かな景の向こう側に世界が豊かに息づいているのです。ファンタジー風でありながら、zechiさんの実生活の鏡でもあるかのような心地良い臨場感があります。 
現在11話。少しずつ増やしてもらえるとうれしいなぁ。書きためて本にして、翻訳して世界中の人々と分かち合いたい。大げさでなくそう思える作品に出会えた、うれしい年でした。(Efon Veeさん)


kentaro noteさん
「あたまのうえにおうちがひとつ」

noteのわりと初期から月いちペースで連載している四コマ漫画『あたまのうえにおうちがひとつ』が個人的に実にしっくりくるんですね。 
女の子(女の人?年齢不詳)がある日目覚めると頭のうえにお家が建っていて、家の煙突からは煙がもくもく出ていたりする。中に小さな人が住んでいたらどうしようと考えたり、飼い猫のニャアに意見を求めたり、ニャアを頭にのせて隠したり、とりあえず町に帽子を買いに行こうと舟をこいで海をわたったりする(島に住んでいる)。

その世界観を構築するデッサンのやわらかさや色づかいのセンス、描かれる対象の風合い、ゆったりと流れる時の間合い(だから話が一向に進まない)、たまにしか続きがあがらないのでタイムラインに登場すると「おー!」と情報量の少ない四コマをジーっと凝視してしまうのです(ちなみにここでご紹介することをご本人確認していません。もし問題あれば即刻取り下げます!)。(tamito(詩と小説)さん


林伸次さん
奥さまが浮気をしている話

私が小説を書く時に悩みがちなのは「こういう文章を書いたらこんな風に受け取られてしまうかもしれない」と「なかなかオチが決まらなくて最後まで書けない」だったんです。でも、林さんのこれを読んで「そんなの、どう受け取られるか結局は書き手には決められないんだし、ラストも必要な時はそのまま投げっぱなしにすればいいんだ」と突然ひらめいたんですね。少なくともショートショートの長さだとそのやり方は有効です。自分にも書けるかもしれない、ともう一度勇気を与えてくれたんです。

林さん、投げっぱなしにしたつもりがなかったんならごめんなさい。でも「読み手の受け取り方を書き手は決められない」というのはこういうことなのかなと。読む人は思いがけない角度から文章の行間にある「本来書き手が込めてない意味」を引っ張り出してくれます。一種の誤読なので、前はそういう現象に対し「自分の文章がちゃんと書けてないから」とか思っていたのですが、違います。どんな文章を書いても、いろんな受け取り方がされるし、そのことこそが面白いんですね。

この短い、悲しいお話は、そんな風に私を励ましてくれたのです。勝手に励まされたと言うべきか。(オラシオさん


Efon Veeさん
カナシベリー [序章]オータさん(前編)

縦スクロールをいかした可愛らしい絵巻。愛らしい絵柄とおかしなお話に、あっという間にVeeさんの世界へと連れていかれます。そのお話は可愛いだけでなく、どこか現実に触れるものがあり心に染みるのです。ぜひリンク踏んでご覧になっていただきたい。(戸田 鳥さん


たなかなつみさん
お代は見てのお帰り

たなかなつみさんは、掌編小説をnoteに数多く投稿されている方。その作風は、まさに「奇妙な味」といった感じで、幻想的・幻視的な作品を多く書かれています。 
概ね原稿用紙1〜2枚くらいなのですが、短い中にさまざまなアイデアとイメージが織り込まれていて、どれも読み応えがあります。時折、残酷さを感じるモチーフも出てくるのですが、僕はそういった作品も、独特の美しさがあっていいなぁと思って読んでいます。 
おすすめ作品をひとつに絞るのが難しかったのですが、「お代は見てのお帰り」という作品にしました。戦前の『新青年』からの転載といっても通りそうな、飴色に磨き上げられた幻想掌編小説。こういうのをnoteで読めるとは……と、うれしくなってお代を少し払いました(笑)(ヨシカワさん


Song ad the Wainさん
かもかももか

 Song ad the Wainさんのつくる曲を初めて聞いた時、ボーカロイドの声ってなんてかわいい楽器なんだろうと思いました。シンプルに声を引き立てて色んな音が重なるのが心地よいのです。そして、「かもかももか」は聞いた瞬間、すっごくうれしくなってしまいました。子どもが跳ねながら大声で楽しむような歌。自分も子どもの気持ちになれる歌です! かもか、ももか、ももか、かもか。ニッポンジンな自分がうれしいっていう。こういう言葉遊びがツボにはまりました。ダウンロードしてリピートリピートです。(かくらさん


miyaさん

フィッシュマンスプラッタ

どちらも良くて絞れませんでした。余韻があって詩のような漫画で、読んだあともしばらく幸せな気分に浸れます。構図も絵柄もお話もとても素敵で憧れます。(かねきょさん


青空ぷらすさん
青空をアナタと 【小説】

ぷらすさんのnoteは、粗筋、見どころをしっかり押さえていて、いつも観たい気持ちにさせられる映画評にしようかと思ったのですが、どれか1つに絞れなくて…あえて小説にしました。この作品はどうしてここまで女性の気持ちが分かるのかしら…とその女子力に驚きながら読ませて頂きました。(かねきょさん


ugeさん
人生とは、なるべくうんこを漏らさないように移動する営みです

残念ながら私は子どもの頃から尾籠な話が好きでして、ですからこの方の文章はたまらなく好きです。いや、うんこだからというわけではなく、他の日記などもとても胸をつかまれるので、すごい文章力の持ち主なのだと思います。惚れます(文章に)。(かねきょさん

hitoshi kawamuraさん
500円映画劇場

僕もメインコンテンツは映画の感想なんですが、hitoshiさんのこのシリーズの大ファンでして。(〃ω〃)>
ホームセンターの隅にあるDVDの安売りワゴンに積まれているような、いわゆる『迷画』を紹介するという素晴らしい企画です。
hitoshiさんの語り口も面白くて、読んでいるうちに超観たくなっちゃうw
映画に対して造詣の深いhitoshiさんだからこそ成立する記事だなーって思います。(青空ぷらすさん

小松パラさん
第0話 猫は春と共に去りぬ【かもめダイアリー】

こちらスタートは2014年からなんですが、僕が読み始めたのが2015年からということでセーフですよね? ね?
各話最終ページのみ有料らしいですが、実質無料で全部読めるそうです。(投げ銭形式で最終ページはおまけ的な感じ)
僕が最初に読んだときの印象は「まだ若いのに達者な文章を書く人だなー」と。パラさんの文章を読んだあとに、自分のとっ散らかった文章を読むと、ちょと恥ずかしくなりますw
主人公の年齢に近いパラさんだからこそ出せる瑞々しさというか、リアルさが素晴らしいと思います。
ちなみにマガジン表紙は、プロのイラストレーター・漫画家でnoterの植木まみすけさんですよ。(青空ぷらすさん

あげまんじうさん
自主制作アニメ【またお花見しよう】

まだ見てない人は何も言わずに、まず見てください。
もうね、号泣ですよ。号★泣。 
このアニメを見たとき、「この人は天才だ!」って思いました。(青空ぷらすさん

エカさん

あげまんじうさん


AngelRabbitsさん
「ぷーくんたちの世界征服」おんなのこと天使うさぎたち81(表紙&1頁目)

一番初めに見た時の感想はうさぎ達がかわいい♪
しかも羽が生えて空を飛んでる!
でした。
絵のタッチも淡い感じでやさしくてお話と合っていて素敵です。
お話では天使うさぎ達が活躍するだけでなく、おんなのこのうさぎのぬいぐるみが動いたり人間になってしまったり、うさぎの神様が現れたり、まるで夢のようなファンタジーなできごとがたくさん起こります。素直に子どもに読んであげたいお話しだと思いました。
そしてなんでうかわいいさぎ達が天使なのかっていうと、すでに亡くなっているからなんですね。(ちょっと衝撃的?)
いつも彼らはうさぎの天国いて、そこから飼い主だったおんなのことお父さんのところに遊びに来て一緒に過ごしたり、お出かけしたりするんです。
読んでいてお父さんから娘さんへの愛情を感じ取れる作品です♪(Song ad the Wainさん

青空ぷらすさん
砂漠夜話【小説】

砂漠の孤独な守銭奴の商人と水汲み虫のおはなし。普段は映画レビューでおなじみのぷらすさんですが、小説を書くとなるとぷらすさんの優しく他人を思いやる人柄がにじみ出るような、そんな素敵な作品ばかりなんですよ。悲しいことや辛いことがあったり何かに悩んだとしても、寝る前にこれを読むといい夢が見られそうな気がします。(小松パラさん


かくらさん
ニャンデレラ

アレルギーのため猫を飼ったことがない私ですが、こればっかりはもう、私猫飼いたい!! と読みながら悶絶していました。私もミケさまやおニャアさまに下僕にされたい。猫好きの方はぜひとも読んでいただきたいし、まだ猫を飼ったことが無いという方もこれを読んですばらしき下僕生活に思いを馳せ、まったりしていただきたいです。にゃあ。(小松パラさん

すーさん
until after dark

これが即興演奏だなんて信じられませんでした! 繊細かつ丁寧な音と緊張感。ウォークマンに入れてよく聞いています。余白の美というか、たくさんのイメージや言語化できない感情がすうっと広がるのが特徴です。心をリセットしたいとき、新しい何かを考えたいとき。そういう時にぴったりな曲です。(小松パラさん)


キジトラネコさん

キジトラネコさんの作品を拝見するといつも、楽しさやあたたかみのようなものを感じます。また、画面にすっと入り込める感じがあって、それはパステルを細かくして指で描くという技法による面もあると思いますが、それと同時に1枚1枚の絵を大切に描かれているからでもあるのではと感じました。なんか偉そうな事を言ってすみません・・。今後も楽しみにしています。(takanobu ooiさん

後の月見/十三夜

なんて可愛い!というのが最初の印象。その後、この絵は何で描いてらっしゃるんだろう?とちょっと不思議な感覚を覚えました。よくよく見てみるとパステルを削って粉にして指で描いていらっしゃるというではないですか!「パステル和(NAGOMI)アートの技法だそうで。
私の最初の絵の記憶は、砂や石、アスファルトや葉っぱに、白く描けそうな小石と枝や指を使って描いたものでした。物凄く納得してしまいました。そしてああ好きだなと単純に思いました。私の根本的な何かが懐かしむような・・。何も専門的な事を学んでおりませんので、恥ずかしい事を書いてるような気がしますが、すいません;。でもとても大好きなクリエイターの方なのです。キジトラネコさんの作品に触れるとあの頃の少女の自分を思い出します。無心に何かを、そこに咲く花や草木、空や目にみえない風や空気の温度みたいに「描く」という形で自分で創造できる楽しさを。(よしなぎさん


takanobu ooiさん
片隅の時間

takanobu ooiさんの作られるメロディーはとても優しくて耳に心地よくて好きです。そして描かれる絵の発想も、色も、質感も、とても好きなのです。こちらの「片隅の時間」落ちていく葉の数を数えて、ときどき手元の時計に目をやって・・・ずうっと眺めていたいです。(キジトラネコさん


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