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オタクが初めてバーチャルアーティストのライブに行ったら想像以上に素晴しくて感動して帰ってきた話

3月21日、とあるバーチャルアーティスト(※1)たちのライブが行われたことをご存じだろうか。そう、何を隠そうRIOT MUSIC 1st LIVE “Re:Volt”のことである(おい誰だVILLSって言ったやつは)。

とはいえ、バーチャルアーティストのライブなんて行ったことがない。何せ私がVの沼に漬かり始めたときには既に新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっていたのだから。

「現地っていってもスクリーンに映すだけじゃ?」という気持ちもなくはなかったが、去年の7月頃――RIOT LIVE -DUALISM-でここあちゃんとサキさんを初めて知ったとき――から注目してきた事務所の記念すべき初ライブであり、豪華な特典にも背中を押され、現地参戦に踏み切った。

そんな不安を抱えながら臨んだライブは、結論から言えば、文句の一つもつけようのない、素晴しいものだった。もちろん初のライブということでちょっとしたトラブルはあった。そもそも悪天候でライブ会場に着く頃には既に濡れ鼠になっていた。だが、ライブが終わったときにはそんなことが頭から吹き飛んでしまっているくらい、私は彼女たちの歌に熱狂していた。この熱さと余韻が消えてしまわないうちに、RIOTメンバーの歌声がまだ耳に残っているうちに、今の気持ちを記しておこう。そう思い立って筆を取った。

というわけで、今回の1st LIVEのことを少し前に戻って振り返りつつ感想をつらつらと書いていこうと思う。

そもそもRIOT MUSICとは

この記事を読んで下さっている方には説明の必要もないだろうが、一応軽く紹介だけ。

RIOT MUSICはBrave Groupが運営する音楽事務所で、道明寺ここあちゃん、芦澤サキさん、松永依織ちゃん、長瀬有花ちゃん、凪原涼菜さんの5名が所属している(「ちゃん」と「さん」の使い分けはただの気分で特に意味はない)。

去年4月の始動以来、積極的なCover MVの投稿に加え、生放送も精力的に行っている。最近こそ頻度が落ちているものの、ライブの発表以前は5人とも週1ペースで生配信を実施し、弾き語りを披露したりたまにゲームをやってみたりしていた。

可愛らしいキャラデザ。喋ったときに垣間見える、五者五様の個性。それらも彼女たちの大きな特徴ではあるが、一番の「売り」は他の追随を許さない歌唱力である。声の質も歌う歌も5人それぞれ方向は異なるが、共通しているのは他のVTuberと一線を画す歌唱力。聴いたことがない方は是非一度聴いてみて欲しい。聴けば分かるが、引き込む力が段違いなのだ。

既存の「VTuber」の枠に収まらないその歌唱力を存分に活かして活動してきたRIOT MUSICが、今回初めてのリアル・オンライン同時ライブを開催することとなった。

入場まで

当日のスケジュールは17:00開場の18:00開演。その前に15:30~16:45で先行グッズ販売があった。開場後はなるべく早く入りたいので、先行販売でペンライト等を確保しよう。

……そんなことを考えて、会場についたのが16:00頃。

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思ったより並んでいる。建物の外に30人ほどは並んでいただろうか。先行販売の時間内に買えるのだろうか、とやきもきしながら雨に打たれること30分ほど、ついに入館を果たす。館内にはここあちゃんのオリ曲「Fall in Sunset」のインストが流れていて、それだけでテンションが爆上がりしたのは言うまでもない。

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たどり着いた物販で購入したこのペンライト、青/赤/白/オレンジ/水色の5色。そう、RIOTメンバーのイメージカラーである。この5色に光るものを用意するのもかなり大変だったとか。握るだけでRIOT MUSICのスタッフさんたちの熱意が伝わってくる気がする。

入場

機材の最終確認のため、入場時刻が17:30に繰り下げになるとのアナウンス。何せ初めてのライブであることにくわえ、YouTubeとSPWNでの同時配信、そしてコロナ対応。それに当日の荒天という悪条件までそろえば、トラブルが起きない方がおかしい。むしろ開始時間を遅らせてでも、本番中にトラブルが起きないようにしっかりと準備をして下さったスタッフさんたちの判断に感謝だ。

近くの島忠で時間を潰してから再び会場へ向かい、整理番号順に入場して階段をあがる。会場特典を受け取りコインロッカーで荷物を預けると、5人のRIOTメンバーがお出迎えをしてくれた。

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5人ともかわいいいいいいいいい!

ていうか有花ちゃんのサインなんですかこれ可愛くないですか? 涼菜さんも相変わらず美しいし、ここあちゃんが手差し伸べてくれるポーズめっちゃかっこぇぇぇぇ!

……おっと失礼、少し取り乱してしまった。まあ、そんなこんなでコインロッカーも通り抜け、いよいよホールへ入場(ここから先は写真ないです)。

ホールにはずらりと並べられたパイプ椅子。全員スタンディングなら1100人入るらしいが、流石にこのご時世そういうわけにもいかないのだろう。ざっと見た感じだと、椅子の数は300ほどだろうか。

とりあえず自由席らしいので、そこそこ前の方の席を確保する。壇上には大きな透明の板があり、5人がこれまでに投稿したMVが順繰りに映し出されている。ちなみに音楽は延々とFall in Sunsetのループである。

そして突如始まるアナウンス。注意事項の説明が始まった――いや誰だこのアナウンス!? 声可愛いんだが!? 推せるぞ!? ……いや、それは今は置いておこう(※2)。注意事項に耳を傾ける。声出し厳禁、立ったり跳んだりするのはOKとのこと。

そこからの10分は長かった。早く始まらないかな。1曲目はやはりエタブレだろうか。ペンライトの色はどうするんだろう、青かな、それともオレンジかな。そんなことを考えたり、Twitterを眺めたり、YouTubeの冒頭無料配信を覗いたり。そうこうするうちにとうとうやってきた18:30。開演だ。

開演

場内が暗くなり、流れ始めるオープニングの映像。……めちゃめちゃかっこいい! 否応なく高まる会場内のボルテージ。暗闇の中、目の前に現れた人影。

明かりがついて登場したのは道明寺ここあちゃん。RIOT MUSIC最年少にして最古参メンバーだ。曲はもちろんETERNAL BLAZE! もう、気づけば必死でペンライト振ってましたね、はい。

誰だよ「現地っていってもスクリーンに映すだけじゃ」とか言ったの。全然ちげぇよ。オンラインライブのときも力強い歌声で引き込んでライブを楽しませてくれるここあちゃんだが、生はやはりものが違う。一挙手一投足から伝わってくる熱量が半端ではない。ここあちゃんの歌声は身体を震わせるほどの力強い響きを持っていて、余計なことを考えている余裕など一瞬で吹き飛んだ。ラスサビに入るころには既に私の全神経はステージに向いていて、ただ全身で歌を楽しもうとペンライトを振っていた。

あの水樹奈々さんの代表曲ということもあり、周りもペンライトの振り方は完璧で、出だしから会場の一体感は最高潮。声を出せないのだけがただただ残念だったが、まあ仕方のないことではある。次のライブのときには思い切り叫びまくりたいものだ。

1曲目の歌唱後、もう4人も集まってきて自己紹介。ここあちゃんがツイッター見てた話とか涼菜さんの傘が折れた話とか。

涼菜さん「皆さんの傘も折っちゃうくらいのテンションで頑張ろうと思うのでよろしくお願いしまーす(笑)」
ここあちゃん「お願いしまーす」
涼菜さん「……突っ込んで!? 拾って!?」
ここあちゃん「……ごめんなさい、緊張してて……(笑)」

RIOTの人たちって複数人集まると絶対コント始まるんですよね。知ってました。

2~5曲目

MCのあとは、4曲続けての披露。

まず2曲目が涼菜さんによる創聖のアクエリオン。セトリを組んだ人はオタクのことをよく分かりすぎ。こんなのテンションぶちあがらないわけがない。私を含め、チョロいオタクたちは2曲目にして既にボルテージMAXを迎えていた。

3曲目、有花ちゃんのヴィーナスとジーザス。めちゃくそ可愛い。普段から癒し力の高い有花ちゃんだが、今日は身体の動きもキレが抜群。癒しの力はそのままにかっこよさとノリを盛り盛りにした有花ちゃんは最強すぎた。

4曲目。いおりんのQ & A リサイタル。ライトが付く前にシルエットをみてペンライトの色を合わせていたのだが、いおりんだけは脚で判断してましたごめんなさい。ラスサビ前の間奏では裾からほかの4人が出てきて「L・O・V・E I-o-ri!」と盛り上げてくれる特別演出。ひょこっとでてくるここあちゃんがほんとに可愛い。

5曲目はサキさんのサムライハート。もう圧倒的。心にガツンと響く力強い歌声をライブで聴けることの、なんと素晴らしいことか。「生きていくんだ」という1フレーズの衝撃が、1日置いた今でも鮮明に残っている。「腕が鈍いんだよ」「もっと腕上げられるだろ」。サキさんに叱られながら、必死にペンライトを掲げた。オタクに厳しいけど実は優しいサキさんが大好きです。

歌唱後、再び5人集まってのMC。1曲目の感想とかQ & A リサイタルの特別演出の話とか。それからバックバンドの紹介。ギター2人、ベース、キーボード、ドラムの構成。よく分からないけど皆さんめちゃくちゃ上手なのは分かった。

6~10曲目

いおりんのさぁ。個人的にはいおりんのMVを見て初めて知った曲であり、彼女のMVの中でも特に好きな曲の一つ。歌いまわしが本当にかっこいい。そしてこれは5人に共通することなのだが、この人たち生歌でも本当に音程外さないし歌声がブレない。というかMVのときよりも上手くなってないかこれ(もちろんこれがメンバーの不断の努力とライブに向けた周到な準備の賜物であることは言うでもない)。

そして有花ちゃんの気分上々↑↑。可愛い! めっちゃ楽しい! 私の気分は上々なんてものではなく、とっくに天元突破している。脱力系ボイスが持ち味の彼女だが、観客をリズムにノらせる盛り上げ上手でもある。

続いてサキさんのCORE PRIDE。堂々たる歌いっぷりで、一気に会場の熱気を支配する。観客は「腕が低い」と再び怒られながら、必死にペンライトを振る。やはり彼女には赤がよく似合う(曲自体は青エクの歌だけどね)。

ここあちゃんのOnly my railgun。前奏からテンションが上がる上がる。実はこのあたりでペンライトの振りすぎで腕が痛くなっていたが、そんなことを気にしている場合ではなかった。ただでさえ盛り上がりはピカイチの名曲。加えてラスサビ、下がるはずのところで上げていく神アレンジ。これで興奮するなという方が無理というものではなかろうか。今思い出しても泣きそう。どうしよう。

そして、涼菜さんのアンインストール。リスナーとしても思い入れのある一曲だ。なにせ、涼菜さんが初めてカバーMVを投稿した曲であり、しかも彼女が常々好きと公言している石川智晶さんの代表曲。歌詞の解釈を早口で語る涼菜さんを思い浮かべながら聴いた観客も多いのではないか。伸びのある歌声に込められた表現力をまざまざと見せつけられた。

VESPERBELL参戦

歌唱を終えた涼菜さんと、袖から帰ってきた依織さん。この2人が並んだということは……そう、ゲストの参戦だ。

現れたのはVESPERBELLの2人。4人がステージに並ぶのは2/27のコラボライブ以来である。コラボライブが素晴らしいものだっただけに、今回のゲストパートにも期待が高まる。

ゲストパート1曲目は涼菜さん&ヨミさんでHacking to the Gate。2月末に涼菜さんのカバーMVが投稿された曲だが、ヨミさんが歌ってるのは聴いた覚えがなかったので若干意表を突かれた。とはいえ、曲自体は力強く凛とした2人の声にぴったり。かっこよくも歌いづらい難曲を歌い上げる、まさに表現の鬼ともいえる2人の競演に目が釘付けになる。

2曲目はいおりん&カスカちゃんのMela! この曲はどちらのチャンネルにもカバーMVが投稿されているので、是非デュエットで聴いてみたいと期待していた。だがいざ聴いてみると、想像を遥かに超えるかわいい&かわいい。「耳が幸せ」とはまさにこの状況のこと。「La la la La la la」に合わせて会場全体でペンライトを横振りしたのが印象的だった。

MCという名の小コントを挟んでラストの3曲目。4人で歌うピースサイン。曲名を聞いた瞬間飛び跳ねるように立ち上がってしまった。誰だセトリ考えたの天才すぎるぞ。掲げられる4色のペンライト。客席が1色に染まるのも綺麗だが、こうして違った色を一緒に振るのもいいものだ。

ピースサインの歌唱後、現れたのはここあちゃん。なんでもここあちゃん、リハのときにヨミさんの歌声を聞いて泣いてしまったんだとか。これはいつか、ここあちゃんとヨミさんのコラボも期待していいんですかね?

そういうわけで、たった3曲で観客を虜にし、熱狂させたVESPERBELLの2人を見送り、いよいよオリ曲パート。特にいおりん、有花ちゃん、涼菜さんの3人はオリ曲初披露だ。このときを楽しみにこの2ヶ月を生きてきたと言っても過言ではない(実はちょっと過言)。

オリ曲パート

1曲目、サキさんの孤独に咲け。去年の11月にDLで購入して何度も何度も聴いたこの曲がついに生で聴けるのだ。しょっぱなからテンションぶち上がりである。曲自体のノリの良さ。バックバンドの技術の高さ。何よりサキさんの繊細だが力強い歌声と気迫のこもったビブラートが会場を盛り上げる。サビの部分は声を出したくなったが、なんとか我慢して全力で飛び跳ねた。そして2番のあとの間奏。

マッチング遅いねー

生だ。生「マッチング遅いねー」だ。これを聴けただけでも、横浜まで足を運んだ甲斐があったというものだろう。

そして2曲目、いおりんのカクテルライツ。「お酒」と「恋」をテーマにしたオリ曲。いおりんはどちらかというとBPM高め、少し声を張り上げるような歌が得意な印象があったので、ゆったりとした曲調に少し驚く。しかし聞けば聞くほど、いおりんの優しくも芯のある歌声と丁寧な表現力が存分に活かされていて、これを歌うのはいおりんしかいないという気持ちになってくるから不思議だ。

3曲目、涼菜さんの雲透きの詩。「雲透き」とは、雲の合間から漏れ出てくるような、ほの暗い明るさのことをいうそうだ。聴く人にとって一筋の希望になるように。そんな思いを込めて作られた曲とのこと。祈るように、織り上げるように歌う姿に息を飲んだ。そして最後のフェイク……いったいどこまであがるのか……? 辛いことも苦しいことも受け止めて、それでも前に進んでいこう。そんな涼菜さんの想いがこれでもかと伝わってくる圧巻の歌唱だった。

4曲目は有花ちゃんの駆ける、止まる。「不思議な有花ワールド」全開の曲とのことだったが、本当にそんな感じ。「~~の曲に似ている」というのがちょっと思い当たらない、まさしく有花ちゃんのための曲である。伴奏が突然止まってみたり、唐突に拍子を変えてみたり、ラップを挟んでみたり。変幻自在な自由さというか、「遊び」のある曲調が有花ちゃんにぴったり。その分歌うのは難しそうな印象の曲だが、これをライブで完璧に歌ってみせるのはさすがというしかない。

ラスト5曲目、みんな大好きFall in Sunset。初めてここあちゃんの誕生日ライブで一発で聞き惚れ、それからも繰り返し聞き込むうちにもっと好きになった曲。気分が落ち込んだとき、ちょっと疲れたとき、何度も支えてもらった。優しくて落ち着いた曲調の中で、手を差し伸べるような「ねぇ」「さぁ」というここあちゃんの声が勇気をくれた。怒涛のオリ曲パートの締めとして、これ以上の選曲はないだろう。

ラスト

残念ながら次でラストになります、というここあちゃんの声。「えーーー」と言いたいのはやまやまだったが、声が出せないのでせめてもの抗議にペンライトを横に振る。

そんな必死の抵抗も虚しく、終わりのときはやってきてしまう。最後は5人で歌うHappinessだ。もちろんどちゃくそに良かった。パート分けはカバーMVと同じだったように思う。ここあちゃんとサキさんの組み合わせはいつ見ても安定感があるし、いおりん・有花ちゃん・涼菜ちゃんはフレッシュな感じがする。ここあちゃんと有花ちゃんのコンビは可愛すぎて最強。結論、どの組み合わせも最高! 何より、ラストにこの曲を選んできたのがいい。

走り出せ、走り出せ、明日を迎えに行こう

そう、このライブはスタートであり、「きっと、ここから始まる」のだ。これからのRIOT MUSICをもっと楽しみにしてほしい。そんなメッセージだと私は受け取った。

エンドロール、そして……

Happinessの歌唱後、間髪を入れず流れ始めるエンドロール。実はここでしれっといおりん・有花ちゃん・涼菜さんのキャラデザイン担当者が初公開されていたらしい。そんなところまで気が回らなかった。

エンドロールの最中も鳴り響いていた手拍子は、画面に大きく「ReStart」の文字が映し出され、暗くなると同時に拍手へと変わった。そしてそれは当然のことながら鳴りやむことはなく、いつしか息を合わせたアンコールの要求へと変わっていた。

再び幕があがることを願いながら手を叩いていると、裾からそーーっと顔を覗かせるここあちゃん。ひょこっとでてくるここあちゃんがほんとに可愛い(2回目)。

「皆さん、まだ帰ってないですね」
「皆さんアンコール早いですよ(笑) 私が煽る予定だったのに(笑)」
「アンコールしてるってことは、まだ聴きたいってことですよね?」
「配信はもう終わっちゃってるんですけど、もう一曲、歌っちゃってもいいですか?」

ここあちゃんに煽られるまま、必死に手を打ち鳴らし続ける私たち。そしてディスプレイにはお知らせが。アンコール中は写真撮影OKだという。ざわめきの広がる会場。慌ててスマホを取り出したところで映し出される5人の姿。一旦静まった会場の中、響いたアカペラはここあちゃんと涼菜さんだろうか。

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無限大の夢のあとの何もない世の中じゃ

1フレーズ聴いた瞬間、胸に沸きあがった感情を形容するのは難しい。強いて言えば「勝ったな」という確信だろうか。何で勝ったのかも、誰に勝ったのかもよく分からない。だが、とりあえずこの5人がこれを歌うのは優勝間違いなしなのだ。しかもアカペラで、ハモリがめちゃくちゃ綺麗。はい優勝。

そして始まる伴奏。再び振られるペンライト。アンコール曲Butter-Fly。とにかく熱かった。他にいうべきことがあるだろうか。左手がシャッターを押す間、右手は万感の思いを込めてペンライトを振る。そしてアーカイブに残らない歌声を必死で耳に刻みつけた。なお、当然ながら写真はブレた。

そして最後にしれっと大事な発表が。

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まあ良く考えてみればここあちゃんは中学を卒業してしまうので、今の制服は着られなくなるのは当然と言えば当然。とはいえここあちゃんがどんな新衣装でくるのか、とても気になるところではある。

そんなこんなで、本当にあっという間にライブは終わってしまった。1時間くらいたったかなと思って時計を見れば、なんと21時過ぎ。2時間半も経っていたとは信じられず、思わずスマホでダブルチェックをしてしまった。

本当に密度の濃い、最高の2時間半だった。

帰宅後

5個購入したブラインド缶バッジの開封という作業が残っていた。

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みんなかわいいいいいいいいい!!!!!

いおりんが2パターン入ってるのポイント高いです。有花ちゃんは普通のバージョンとデフォルメの2パターン入ってるのも分かってる。

デフォルメサキさんも可愛くて良き。

翌日のこと

ライブの余韻も冷めやらぬ22日の夕方、COCOA CHANNELに投稿された1本のMV。

エモい。この事務所は、一体幾度視聴者を泣かせれば気が済むのだろうか。今のここあちゃんが活動を開始した去年の3月から、RIOT MUSICが歩んできた1年間の道のり。その積み重ねた日々があったからこそ実現した、1st liveという晴れ舞台。

きっとこのMVはRIOT MUSICにとっての一里塚であると同時に、これからもっと大きく羽ばたいていくためのリスタート地点なのだろう。1年後、2年後、私たちはどんな感慨をもってこのMVを見返すのだろう。それを今から楽しみにさせられる、素晴らしい1st liveだった。

まとめ

とても楽しかったです。

(※1)
私の知る限り彼女たちは「バーチャルアーティスト」とは自称しておらず、公式でも用いられていないが、この記事では便宜的にこの呼称を用いる。

(※2)
後日、TAKE田Pのツイートでアナウンスの可愛い声の正体が判明。なんと、ここあStoryにも登場していたマネージャーのひかりさん! 確かに、言われてみれば同じ声だ!! やっぱり可愛い!!!

関連サイト・チャンネル等

RIOT MUSIC公式サイト
RIOT MUSIC 1st LIVE “Re:Volt”

YouTubeチャンネル
RIOT MUSIC
COCOA CHANNEL
芦澤サキ / SAKI ASHIZAWA
松永依織 / IORI MATSUNAGA
長瀬有花 / YUKA NAGASE
凪原涼菜 / SUZUNA NAGIHARA
VESPERBELL

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