沈黙の劇場(シネコンルール①)

シネコンはルールが厳しい。一般的なシネコンのルールとして…

①携帯禁止(光る時計も含む)
②上映中のお喋り禁止
③前の座席を蹴らない
④飲食物の持込禁止(劇場販売はOK)

といったところだろうか。

特にスマホが広まってからは、携帯を光らせる人がめちゃ増えた。時間が気になるのか、着信が気になるのか、とにかく増えた。
暗闇でのスマホは本当に眩しいのよね。

かくいう私も、店長時代は携帯を気にしながら映画を観ていた。店から電話が来てないか、上司から電話が来てないか…ただし、私の場合は、劇場の一番後の列の一番端っこの席に座り、かつ上着の内側に隠す様に携帯を見ていたので、多分他の客には気付かれてはいないと信じたい。

だが、最近の携帯ピカリ君は、周りを一切気にしない。困った物だ。

亀梨和也主演の『事故物件』を観た時の事。前の列に座っていたカップルの男の方が、本編上映中にスマホを見た。映画が始まってすぐの出来事だ。しばらくしてまた見た。『おいおいまだ始まったばかりじゃねぇか』と私の心の声。ハッキリ言って迷惑だ。そして三度、スマホを光らせる。私は決めた…4回めが光ったら帰ろう。

映画が始まって25分。私は帰ることになった。なんと4回めが光ったのである。『事故物件』は111分の作品だ。25分で4回のペースだと、エンディングまでに16回は光らせる事になる。

ホラー映画は特に客の質が悪い。普段は映画館に来ない層が、ホラー映画だと足を運びやすいのか?

だから、なるべくホラー映画は、公開されてしばらく経って観に行くが、それにも限界がある。

幸い、今年は悪質な携帯ピカリ君には遭遇していないが。何とかならないですかね…。



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