沈黙の劇場(シネコンルール④)

シネコンはルールが厳しい。一般的なシネコンのルールとして…

①携帯禁止(光る時計も含む)
②上映中のお喋り禁止
③前の座席を蹴らない
④飲食物の持込禁止(劇場販売はOK)

といったところだろうか

シネコン以前は、特に持込が厳しかった印象がない。どちらかと言えば、何でも持ち込む事ができたと記憶している。
私も小さい頃、春休みになると母親におにぎりを握って貰ってドラえもんを観に行った。それが、許された時代だった。

シネコン以降は持込禁止にしているのが当たり前となった。「私は水しか飲まないから」と言った奴対策に、丁寧に水まで販売している劇場もある。ディスペンサーのジュースや、店内でわざわざ見える場所にポップコーンの機械を置いて、売店も゙賑やかになった。昔の映画館は、自販機で瓶のコーラや紙コップのジュースが主だ。飲み終わった瓶を床に置く(捨てる)人もいて、上映中に瓶が倒れてガラガラと転がって行く音が聞こえた事もあった。それが許された時代だった。

先日、あるシネコンで映画鑑賞中の時、とても迷惑な持込があった。自販機で買ったドリンクを持ち込む客が多いと思うが、開封する時に音がなるのは当然だ。炭酸のペットボトルなら『プシュッ』と言う炭酸の抜ける音。缶ジュースなら『カチッ』と言うプルタブを起こす音だ。この2つはよくあるから慣れてはいる。
だが、この前は『カリカリカリ』と聞き慣れない音が聞こえた。

なんとスクリューキャップタイプの缶コーヒーだった。おいおい、もっと静かに開けてくれよ。


大手のシネコンで、実は持込が認められているシネコンがある。イオンシネマだ。よっぽど他の客に迷惑がかからない限り、持込んだ飲食物を劇場内で食す事ができる。イオンシネマはイオンモールにテナントしている事がほとんどなので、これは客にも便利だし、お財布的にも助かる。私はイオンシネマのポップコーンが好きなので、持込む事は基本ないが、たまに上映時間の長い映画の時は、ペットボトルのドリンクを持込んで、売店で買ったドリンクの紙コップに継ぎ足す事もある。劇場の売店が高いと思っている人は、是非イオンシネマに行って欲しい。



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