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【大喜利】かつて自分が主催した大会の話をしながら「戦・大喜利団体対抗戦」の話をする

「戦・大喜利団体対抗戦」のアカウントが動き出しました。今年の日程は8月に決まったらしいです。

「戦」は大喜利会や大喜利の大会などを主催して、そこに参加したメンバーが、”大喜利団体”を背負って競い合う大会です。昨年の戦に出場しようとした際、私が作った広島を中心に活動している「ナカノAtoZ」という団体は、戦の運営が定めた期間中に「大喜利会を開く」などの目立った活動はしていませんでした。そのため、規定を満たしていないことになり、出場可能かどうかすらも怪しかったのです。

ただ「ナカノAtoZ」というサークル名で、「文学フリマ広島」にて大喜利プレイヤーのインタビューを収めた同人誌を販売した経験があったので、それは大喜利の活動に含まれるのかを運営に尋ねた所、「認めます」と返事が来たので、無事に出場することが出来ました。

メンバーは、私と同じ広島県出身で、私より数年早く大喜利を始めた本塁MAXさんと、元々関西で生大喜利デビューして、2019年度の1年間だけ広島に住み、今は関東で化け物のような強さを発揮している手汗さんと、私の3人に決めました。手汗さんが広島に住んでいた2019年に、私は「ナカノAtoZ タイマンラッシュ」という大会を開いて、手汗さんも出場してくれたので、メンバーに加えることが出来たのです。

ここで一旦「タイマンラッシュ」の話をしたいと思います。

タイマンラッシュは、当初は16人が1対1のトーナメント形式で戦う大会で、1回戦各試合前には、事前に作成した煽りVTRを流すというあまり他では見られない試みで行う予定でした。

募集期間中に集まったのは12人だったので、「1対1の対戦のみで試合を進める」というコンセプトは変えず、1回戦で6人に絞って、6人を3人と3人に分けて2つのブロックで総当たり戦を行い、一番勝ち星を獲得した人が決勝戦に進むという形式にしようと決めました。

抽選で対戦カードを決めて、大阪と東京で大喜利会を主催するついでに、各出場者の意気込みや対戦相手の印象などをインタビューして、ビデオカメラで撮影しました。九州からも出たいと言ってくださった方はいたのですが、その方々は撮影のために広島に来てくださいました。今考えたら私が九州に行けば良かったと思います。

VTRの素材が撮れたので、毎日のように編集をしていると、大会前に12人中3人の出場者がキャンセルを申し出ることになりました。大会の主催が初めてということもあり、これは相当ダメージを食らいました。

再度募集をかけるも、結局新たな出場者は当日まで現れず、大会は9人で行うことに。敗者復活制度なども設けて、変則的なトーナメントで進めていった結果、関西から遠征で来たCRYさんが優勝ということになりました。

大会自体はスムーズに進行出来たのですが、心のどこかで「する意味あったかな…」と思っていました。

ただ、各試合の煽りVをYouTubeに限定公開し、Twitterにも挙げた所、観てくださった方が結構いて、そこは救われました。

さらに、二人ともがキャンセルとなった試合「オフィユカスVS田野」のVTRの反響は大きかったです。これを観た六角電波さんが「クリスマス会(12月に大喜利プレイヤーで大喜利以外の企画を楽しむ会)でこの対戦を再現したい」と申し出てくれて、私は全貌を見れていないのですが、実際にクリスマス会の会場で煽りVを流して、私のお題、同じルールで試合を行って頂きました。

この一連の出来事のおかげで「曲がりなりにも大会開いて良かった」と、思えるようになりました。

さて、ご存じの方も多いと思いますが、私は昨年の「戦2023・大喜利団体対抗戦」で優勝しました。生大喜利の大会での優勝はこれが初めてです。

優勝出来た要因は数多くありますが、一番は手汗さんをチームに引き入れることが出来たことだと思っています。それくらい手汗さんは大活躍してくれました。

もしあの時「タイマンラッシュ」を開いていなければ、手汗さんが参加していなかったら、戦という大規模な大会での初優勝は無かったのかなと思うと、不思議な感覚になります。

タイマンラッシュは、やはり「失敗したな~」「もう少し人集められたな~」と、少しだけ心につかえていた大会でしたが、数年後にこんな大きな喜びを呼び込んでくれました。行動するって大事だなと改めて思います。

さて、今年の戦には、ナカノAtoZは出場しないことにしました。さすがに連覇する自信がないのもありますが、他の地方の団体に枠を譲るためでもあります。

どんなチームが出場するのか、今から楽しみです。あと、昨年の動画がアップされるのも楽しみです。


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